アディゼロジャパン4を衝動買いして、
数週間が経ちました。
トライアスロン歴21年にして、初のアディダスシューズです。
とは言いましても、普段、メインで履いているのは
やはり、慣れたミズノのシューズなんですが、
ここまで、アディゼロジャパンで50km程度走ってみました。

フィット感、安定性、グリップ性能は、
前回までのインプレ記事の通りです。

→【トライアスリート的】アディゼロジャパン4の性能を体験したよ【インプレ2 グリップ性能】
→【トライアスリート的】アディゼロジャパン4を履いてみたよ【インプレ1 安定性】
→アディゼロジャパン4を衝動買い【人生初アディダス】

今回は、トライアスリート的には重要視したい部分である
「巡行性能」「水抜き性能」についてです。

巡行性能

良くも悪くもサブ4シューズ

アディゼロジャパン4を履いて走ると、
まず、その見た目に反する安定性に驚きます。
柔らかい素材を使っているのに、不思議とぐらつかない、
しっかり地面を蹴ることができ、カチッとした着地感です。
ぐらつきや、ねじれを抑える機能に優れ、
フルマラソンをサブ4(5分40秒/km)で走ることを目的としています。

実際に履いて走ってみると、
巡行性能(少ないエネルギーでスピードを維持できるか)も問題ないように感じました。
しかし、グリップ性能と同じく、これも、
「ある一定の条件下において」です。

サブ4の目安である、1kmあたり5分30秒~40秒のペースゾーンでの巡行性能は
とても優れています。
前記事でも述べたように、安定性やグリップ性がハイレベルで融合し、
ラクに走ることができると感じました。
そして、私が一番、ラクに走れると感じたのが
4分55秒~5分15秒のゾーンでした。
余計な力を掛けることなく、低出力で走れます。
何にも考えなくても、キロ5分あたりを自然に維持できる感じです。
フルマラソン3.5時間あたりのペースですね。
勝手に進む、と言っても過言ではないほどです。

ですが、4分50秒/kmを境に性格が変わります。
ペースが増すにつれてしだいに巡行性が悪くなり、
4分30秒/kmより速いペースで走ろうとすると、
かなりエネルギーを消費すると感じました。
意識的にゴリゴリと出力しないとスピードを維持できなくなります。

例えば、ミズノのウェーブエアロやウェーブアミュレットのような、
フルマラソン4時間、または3.5時間辺りをターゲットゾーンにしたシューズで、
仮に、ターゲットゾーンよりも速い、キロ4分~4分15秒のサブ3ペースでも、
走ろうと思えば、案外と、対応できてしまいます。
トライアスロンで言えば、ショートディスタンスのような10kmランから、
ロングディスタンスの42.2kmのランまで、
1足で対応できてしまうのです。

ですが、アディゼロジャパンは、
ターゲットペースから外れると、途端に辛くなります。
守備範囲がはっきりしているのがこのシューズ最大の特徴と言えるでしょう。
4分30秒より速く走りたいなら、ワンランク上の
アディゼロ・タクミ・センを履け、と言わんばかりのメリハリの強さです。

この特徴をどう捉えるかによって、
アディゼロジャパンの評価は個人個人で分かれると思います。

どんな速度域でもそれなりに対応できてしまう、優等生のミズノ。
(アシックスもこっち寄りだと思います)
一応、サブ3.5だとかサブ4だとか、
ターゲットゾーンの設定はあるものの、
ショート、ミドル、ロングディスタンスのトライアスロンで、
一般のトライアスリートに必要とされる速度域全てに対応できてしまいます。
一部のプロ選手のような人を除き、
トライアスロンにおいて、最も速いショートディスタンスでも
ランのペースはキロ4分弱です。
たとえサブ4シューズでも、
キロ4分で10kmをきっちり走ることができるのがミズノ。
さすが、トップブランドの技術力というところでしょう。

対して、アディゼロジャパン。
自分の守備範囲内ではきっちり仕事をするけど、
守備範囲を外れると途端に進まないシューズになります。
潔いですね。
これは、技術力の欠如によるものか、
素材の特性故、しかたないことなのか、
あえて、このような特徴を持たせているのか、
それは分かりません。
ただ、考えようによっては、トライアスロンに適しているのかもしれません。
例えば、ロングのトライアスロンで、
私は、キロ5分、つまり42.2kmを3.5時間で走ることを1つの目標としています。
ガーミンなどでチェックしてペースを加減しながら走ります。
傾向として、気持ちが急いてしまい、
いつの間にかキロ5分よりも速いペースで走りがちです。
あまり速いペースで走ると、後半バテてしまいます。

ミズノのシューズは前述のように、
速く走ろうと思えば、スーッと加速できてしまうため、
気づいたらオーバーペース、ということが起こりがちです。

しかし、アディゼロジャパンなら、
あるペースを超えると、加速しづらくなるので、
速度自動制御のような機能が働き、
オーバーペースになりにくいのではないかと想像します。
シューズの設定ペース範囲から外れない限り
とてもラクに巡行できますのでエネルギーロスも少ないはずです。

つまり、アディゼロジャパンは、
キロ5分前後のペースで走るロングディスタンスのトライアスロンにおいては
非常に強力な武器になる

と言えるでしょう。

水抜き性能は?

真夏に開催される事が多いトライアスロンは
体を冷やすために、水をバシャバシャ浴びつつ走る場面が多いです。
当然、シューズはぐしょ濡れになります。
このため、シューズの選択では
乾燥重量と同じくらい、濡れた時の重量は大切な要素となります。
乾燥重量が軽くても、水捌けの悪いシューズは濡れて重くなり、不利になるのです。

では、アディゼロジャパン4の水抜き性能はどうでしょうか。
実際に計測してみました。

シューズを履いて、水をたっぷりかけ、
グショグショの状態で、キロ5分ペースで100m走った後、重量を計測しました。

まず、乾燥重量ですが、27.5cmで221グラムです。

で、濡れた状態で100m走った後の重量が274グラム

実質重量で、53グラム増、
重量比で約24%増でした。

比較対象として、ウェーブアミュレットでも実験してみました。
乾燥重量は213グラム

濡れた状態では267グラム。

実質重量で54g増
重量比で約25%増でした。

ウェーブアミュレットは、トライアスロンレースで何度も履いています。
水に濡れても、すぐに排水してくれる素晴らしいシューズです。
今回の実験は100mしか走っていませんが、
一歩一歩着地の都度、どんどん水が抜けていきますので、
200m、300m走るうちに、さらに軽くなっていきます。

アディゼロジャパンとウェーブアミュレット、
排水性能では大差ありませんでした。
ウェットコンディションでの使用は、各社とも、当然想定しているでしょうから、
排水機能も問題ないようです。

まとめ

4記事に渡り、アディゼロジャパン4のインプレを書いてみました。
最後に、ザックリとまとめます。

アディゼロジャパン4の特徴として、
●ワイズE相当で、ベロとアッパーが一体化しているため、物理的に履けない人も多いはず。
●履けないからと言って、あまり大きいサイズを選ぶのは機能を生かせない。
●ブースト素材は柔らかいが、走ってみると不思議な安定感と反発感。
●ソールに組み込まれた樹脂プレートと、一体化したアッパーが安定感を出しているっぽい。
●コンチネンタル製ラバーのソールはグリップ力があるのだろうけど、体感では、ミズノシューズとさほど変わらない。(高い次元で)
●砂っぽい路面などは急激にグリップ力が落ちる。
●キロ5分あたりまでの速度域では巡行性良し。ラクにスピード維持できる。
●キロ5分より速いペースの巡行性は良くない。キロ4分半以上の維持は辛い。
●排水性能はミズノと比較し、遜色なし。
●キロ5分程度、水を浴びながら淡々と走るロングトライスロンでは強い味方になってくれるだろう。

以上、あくまで個人の感覚によるインプレですが、
参考にしていただければ幸いです。


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今回は以上です!
はちゃの!

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