ゼロから始めるトライアスロン。

攻略チャートに沿って準備する、スイム用品の3回目です。
攻略チャートはこちら
スイム用品をそろえる1
スイム用品をそろえる2


ウェットスーツのタイプについて

ウェットスーツの話しをする前に、
基礎知識としてウェットスーツのタイプについてです。

形状

形状は大きく分けて2種類あります。
1、ロングジョン・・・袖なし
2、フルスーツ・・・長袖

この2種類がトライアスロンに使われるウェットスーツの99.9%を締めています。
これを踏まえて読んでいただければと思います。

購入方法

前回はウェットスーツの購入方法として、
サイズ販売の既製品」と「採寸するオーダーメイド」があるとお伝えしました。
値段は一部例外もありますが、
既製品のほうが安価で、オーダーが高価です。
これは一般の衣類でも同じですね。
購入の際はお財布と相談になりますが、
私はオーダーメイド品を買うことをお勧めします。

では実際にウェットスーツを買うにはどうすれば良いのか。
どんなものを?どこで?どうやって?値段は?
初めての人にとっては分からないことだらけですね。
 
 

どんなウェットスーツが良いのか

チェックポイント

ウェットスーツを購入する際にチェックするポイントは

・適度な締め付け
・関節可動域の広さ、動かしやすさ
・浮力(ラバーの厚み)
・袖の長さ
・素材の水流抵抗

です。
私個人的に重要だと思う順番に記しました。
順番に見ていきましょう。
 

適度な締め付け

泳いでいるときに体とウェットスーツの隙間に
水が浸入してくると泳ぎづらく、タイムもロスします。
サイズが大きすぎてダルダルのものはNGです。
反対に締め付けがきつすぎるのもダメ。
息苦しくなって、泳いでる最中に具合が悪くなる可能性があります。
近年、スイム競技中の死亡事故が何件かありましたが、
ウェットスーツの締め付けがキツすぎたことが原因とする説もあります。
 

可動域の広さ、動かしやすさ

特に肩関節の動きが楽にできるようなものが良いでしょう。
クロールで腕をグルグル回したときに抵抗を感じないこと、
腕を思い切り伸ばしても突っ張りがないことなどを重視します。
肩が動かしにくいウェットスーツを使うと、
スムーズに泳げず、力んでしまい、疲れるばかりです。
 

ラバーの厚み

「ラバーが厚い=浮力がある」です。
泳力は人それぞれです。
泳ぎ方の個性もいろいろです。
泳力やその人の個性、特性に合わせてラバーの厚みを選びます。
例えば、トライアスロンは自転車やランニングにより、
下半身に筋肉が付き、水中では脚が沈みやすい人が多いです。
このような場合、下半身部分のラバーを厚くして
浮力を稼いでやることで泳ぎやすくなります。
逆に、水泳出身のトライアスリートなどは
浮力が大きすぎるとむしろ泳ぎにくくなるようで、
ラバーを極力薄くする人も多いです。
 

袖の長さ

前述した、
袖なし(ロングジョン)か
袖あり(フルスーツ)かの違いです。

ロングジョンの特徴として、
・涼しくて脱水防止になる
・上半身の浮力が下がる
・脱ぎ着しやすい
・肩が回しやすい
ということがあげられます。
フルスーツの特徴はとしては
・保温性がある
・浮力が上がる
・脱ぎ着に多少手間がかかる。
・ロングジョンに比べ、肩の動きが阻害される
です。
重視する点は、1に保温性、2に浮力でしょう。
私の場合、真夏のレースならば涼しいロングジョンを使い、
春や秋など、水温の低い時は暖かいフルスーツを使います。
選手によっては浮力重視で夏でもフルスーツを着用する人も多いです。
その場合は発汗による脱水症状に気をつける必要があります。
 

素材の水流抵抗

最近は新素材がどんどん出てきて、
ウェットスーツの性能も上がっています。
水中を進む際の水流抵抗が低い素材を使ったウェットスーツもあります。
ただし、最新素材のものは高価です。
トライアスロンのように海で泳ぐ場合、
タイムを左右する要件は様々あります。
ウェットスーツの水流抵抗はいろいろある要件のうちの1つ、くらいに考えておいてください。
 
 
 
以上のように、ウェットスーツを選ぶポイントは様々あります。
特に、締め付けや動きやすさ、は安全性に直結しますので妥協すべきではありません。
この点から、やはり既製品よりもオーダーメイド品をお勧めします。

購入の流れ

既製品を購入する場合

サイズ販売の既製品を購入する場合は
1 お店で試着
2 購入
が王道です。
ただ、水着のようにスポーツ用品店に普通に売ってる物ではありません。
トライアスロンショップなどの専門店に行く必要があります。
ブランドは、orca(オルカ)、ZOOT(ズート)、2XU(ツータイムズユー)、TYR(ティア)など
たくさんありますが、どれも海外ブランドのため、
日本人の体型に合わないこともあります。
これが一番怖いところです。
逆に言えば試着してみて、自分の体型にぴったりフィットしていれば
既製品でもOKということになります。
こればっかりは着てみないと分かりません。

Amazonや楽天などの通販を使う手もありますが、
試着なしに購入して、体に合わなかったら悲しいですね。
いくら安いと言っても数万円はしますから。

そして、これは邪道になりますが、
各地のトライアスロンショップや、レース会場のエキスポなどで、
試着だけしておいて、気に入ったのがあったら
あとで通販で購入する。
という手があります。
(これは他のウェアやシューズにも使える方法です)
通販のほうが多少安く買えることが多いですからね。
海外通販のウィグルやCRCを使えばかなり安く買える場合もあります。
 

オーダーメイドする

オーダーウェットスーツの利点はなんと言っても
自分の体型にジャストフィットしていることです。
個人個人、手脚の長さ、太さ、上半身と下半身の比率、肩幅などが全部違います。
既製品があなたの体にぴったり合えば良いですが、その確率は低いでしょう。
オーダー品は体の各所を採寸して世界で一着だけの製品を作ってくれます
例えば、同じ素材を使っていても、
既製品とオーダー品とでは着心地、泳ぎやすさが全然違ってきますよ。
自分の泳力を最大限発揮できるのがオーダー品です。
ただ、やはり、既製品よりも少し高価です。
安いものでも5万円前後するようです。
ただし、初期投資はかかるものの、
長期的に見ればやはりオーダーのほうがコスパが良いと思います。
その理由は
①アフターサービスの充実。体型の変化に合わせてサイズを直してくれる(メーカーがある)。
②破れなどの補修を無償、または安価でやってくれる(メーカーがある)。
③泳力に合わせて各部のラバーの厚みを変え、浮力を調整してくれる(メーカーがある)。
④上下セパレートやフロントジッパーに加工してくれる(メーカーがある)。

などです。
初心者アスリートは、練習を積むことでどんどん体型が変わってくるので、
それに合わせた補修をしてくれるのはありがたいです。
また、通常、ウェットスーツはワンピースで背中ジッパーなのですが、
「シロモト」は上下セパレート、フロントジッパーでの作成も可能。
上だけ、フルスーツ(長袖)とロングジョン(袖なし)を購入しておいて、
水温などによって使い分けられるので便利です。
フロントジッパーも初心者には嬉しいですよね。
この場合、既製品でフルスーツとロングジョンを2着持つよりは安いでしょう。

オーダーウェットスーツは、上記の「シロモト」の使用率が最も高いと感じます。
オーダーウェットスーツの草分け的メーカーで歴史が古いことが要因でしょう。
最近ではさまざまなメーカーがありますが、
トライエイド.netのイチオシは
竹内鉄平プロがプロデュースする「鏡花水月」「水陸両用」です。
残念ながらセパレートのラインナップはないものの、
しなやかな素材で脱ぎ着は非常に楽で、締め付けが少なく、関節の稼働を阻害しません。
プロトライアスリートの中で最も速く美しく泳ぐ竹内鉄平さんが考え抜いた立体形状です。
これからウェットスーツを購入される方は是非、候補に入れてください。

最後は宣伝になってしまいましたが、
とにかく私はオーダーメイドを推します。
最新素材の既製品よりも一般素材のオーダー品のほうが速い!
これ、断言です。
 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で Triaid.net を