物事を行う際に、達成目標の設定や動機づけが大切だということは
以前にもお伝えしました。 

動機づけ、と言っても漠然としていますので、
今回は動機づけについて、少しだけ掘り下げたいと思います。

ダイエットやトライアスロン競技限定の話ではなく、
人間が活動する上での、広い意味の動機づけについてのお話です。

動機づけとは

そもそも、動機づけとは何なのか、ということですが、
「ある特定の行動を引き起こして、その引き起こされた行動を維持したまま、一定の方向に導いていく過程」
です。
難しい言い回しですね。
「何かをやり続けることの力となる気持ち」
くらいに考えてOKだと思います。
または、単純に「欲求」でも良いかもしれません。
人が、実際に行動を取るときには、そこには具体的な欲求が作用しているからです。

動機づけには2種類がある

外発的動機づけ

外発的動機づけは、
行動本来の目標とは無関係な誘引で、目的の達成を図ること、です。
具体的な例としては、
「テストで100点を取ったら、ゲームを買ってあげる」
などです。
もしかしたら、お子さんに、こんな約束をしたり、
自分が子どもの時に、親にこのようにお願いしたりした経験があるかもしれません。
また、
「失敗すると怒られるから、やる」というのも外発的動機づけに該当します。

つまり、行動の先に「報酬や罰」をちらつかせるて、
何かをやったりやらせたりすることです。

外発的動機づけは、

メリットとして、
●報酬が明確で、行動に繋がりやすい
●短期間で効果が出やすい
●適正な報酬の場合、内発的動機づけ(後述)に変化する

ということが上げられる反面、

デメリットとして
●乱発すると、報酬の価値観が薄れる。持続性が損なわれる。
●物的な報酬なしにはがんばれなくなる
●罰を恐れて心身ともに萎縮する
●自発性が損なわれる

などがあります。
個人的には、
スポーツ指導やダイエットに関しては、
外発的動機づけは極力さけるべきと、考えています。
しかし「極力」避けるべきですが、
使いようによっては効果を見込めるので、
絶対にダメというわけではありません。

内発的動機づけ

内発的動機づけは
報酬や賞賛のためでなく、罰を避けるためでもなく、
単純にやりたいからやる、というものです。
一銭の特にもならない、むしろ支出が伴ったとしても、やろうと思うようなことです。
例えば、
趣味に没頭する、
幼児が無心で積み木遊びする、
とか。

[余談]
ボランティアに参加する、というのは
内発的と外発的と、いろんなタイプがあると思うんです。
(内申点や就活を有利にするためのボランテイアは外発的動機づけ)
[余談おわり]

内発的動機づけの
メリットとしては
●自発性がある
●有能感を感じられる
●自己決定ができることの楽しさ
●さらなる向上心へ繋がる

デメリットとしては
●意図的に(動機を)持つことができない

ということです。
行動そのものを好きにならなければ、
動機づけに繋がりませんし、
いつまで、どの程度、といった確証がないのが特徴と言えます。
企業内などで、
社員のやる気を出させるために、
「内発的動機を高めろ」などと口で言っても高まるものではありません。
給与や昇進、上司の目など、外発的動機づけにまみれている従業員の
内発的動機を高めることはとても難しいことでしょう。

しかし、内発的動機づけは、
一度発動すると、なかなか崩れません。
スポーツ指導の現場では、特に子どもたちに対しては、
細かい技術よりも、運動そのものの楽しさを知ってもらい、
自由にたくさんの動きをさせることで、
競技を好きになってもらうよに働きかけるのが大事です。
そうすることで、様々な困難を克服して、
さらに高い水準を目指す動機に繋がるようにします。

内発的→外発的に転換することも

外発的動機づけも、使いようによっては有り、と上述しました。
これは具体的にどんな場合なのでしょうか。

競争と協同

内発的動機づけによる行動でも、
競争や協同という概念が生じることにより、
外発的動機づけに変わる可能性があります。
以下の例は、誰でも経験したことがあるのではないでしょうか。

個人内競争

スポーツを例に取ると、
まず最初に、「好きだからやる」という内発的動機づけがあったとします。
上達するにつれて、自己の目標(達成動機)が高くなります。
(自己記録更新など)
しかし、また、目標に到達できない(失敗する)可能性も高くなります。
失敗することで、自己を責めたり、叱責するような感情が湧くと、
いわば、「自分に叱られたくない」という外発的動機づけに変わることになります。
達成動機への動機と失敗回避への動機がせめぎ合う状態です。

個人間競争

最初は好きだからやっていたスポーツだとしても、
上達するにつれ、他人との競争という場面が増えてくるでしょう。
競技スポーツで、他人に勝つことによる優越感、
負けることによる劣等感は、
動機づけに大きな影響を及ぼします。
勝って賞品を得る、賞賛を浴びる、誰かとの関係を優位にする、
など、報酬獲得への欲求の高まり、
また、
負けることから生じる心の傷つきや、
監督等からの叱責されることを回避したい思いが、
外発的動機づけに変わる可能性もあります。

集団間競争(集団内協同)

団体スポーツなど集団活動の中では、
協同して目標を達成することで大きな満足感を得られ、
仲間意識が高まりなどで
内発的動機づけが高まることでしょう。
しかし、反面、自分が失敗することによる責任感を強く感じると、
失敗を回避したいという思いが強くなり、
動機づけに影響する可能性もあります。

最後に

今回は動機づけの種類と、特徴についてお話しました。
ダイエットを失敗する人が多いのは、
ダイエットそれ自体に内発的動機づけを生じさせる要素がないということが原因でしょう。
つまり、「私がダイエットが好きだからやってる」なんて人はいないということ。
「成功したら、かわいい洋服着られるから」
などの外発的動機づけと、意志の強さで達成を目指すわけです。

以前の記事で、
「ダイエットは通過点にして、その先に大きな目標を作ったら良い」
と書きました。
しかし、
その先の目標といっても、イヤイヤやる目標ではダメなんであって、
本当は「目標」ではなくて、「好きだからやれること」じゃなくちゃいけないのです。

これ、かなり難易度高い課題です。

ただ、これが見つかれば、
この先の人生、太ることは(ほぼ)ないわけですので、
試しにいろんな(体を動かす)ことにチャレンジしてみることをオススメします。

ウォーキング、ジョギング、自転車、水泳、
登山、トレッキング、山菜採り、キャンプ
フィッシング、スキューバダイビング、
フットサル、野球、テニス、バドミントン
などなど。
 
中山間地にお住まいなら、トレッキングやフィッシングなど、
都会にお住まいなら、むしろ、フットサルやテニスなどができる施設があったりするので、
いろんなものに触手を伸ばしてみてください。

[関連記事]
→ダイエットを成功させる5つのポイント
 

今回は以上です!

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