ゼロから始めるトライアスロン。
攻略チャートに沿って準備していきます。
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前回に引き続き、スイム用品です。
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ウェットスーツ

国内のほとんどの大会では着用義務

日本国内で開催されるトライアスロンレースでは、ほぼ全ての大会で
スイムパートでウェットスーツの着用が義務づけられています(エリート部門除く)。
義務化されていないレースは私の知る限り、
愛知県で開催されるアイアンマン70.3大会だけです。
(2018年5月現在)

アイアンマンでは水温24.5度以下の場合だけ、
ウェットスーツ着用可能となります。

※日本では2018年現在、アイアンマンの名の付く大会は
 アイアンマン70.3セントレア(愛知県)のみ。

その他、室内プールを利用するなど、
ウェットスーツ着用義務のないレースもあるかもしれませんが、
調べていません。
あったとしてもごく少数でしょう。

なぜ、ウェットスーツ着用を義務化するのか。
それは、事故防止のためです。
海で泳ぐトライアスロンはスイム中のトラブルは命に関わります。
スイム途中で体調が悪くなってもすぐに救助してもらえないかもしれません。
ウェットスーツはフワフワの発泡ゴムのような素材でできていますので
かなりの浮力があります。
着用して、水中で力を抜けば、
ぷかーんとラッコのように浮くことができます。
仮に、海の真ん中で、具合が悪くなったり、
手脚が痙攣したりして、泳ぐのをやめてしまっても
沈むことなく浮いていられるのです。

すぐに買う必要はない

ということで、
トライアスロンを始めるみなさんにとって、
ウェットスーツの購入は必須です。

ですが、水着と違い、
練習を始めてすぐに買う必要はないと私は思います。

それはなぜか。

2つの理由があります。

第1の理由として、
海で練習する時期の問題です。
例えば、スイム経験者や泳力に自信のある人であれば、
早い段階で実際に海で泳ぐ練習ができますので、
すぐに購入してもOKだと思います。
しかし、泳力を伴わない段階でいきなり海に出るのは危険です。
室内プールである程度練習し、泳力を付けてから購入しても遅くありません。
数ヶ月は室内練習オンリー、
人によっては1年くらいは海で泳がないほうが良い場合もあります。

第2の理由
体型の問題です。
ウェットスーツはS・M・Lなどのサイズ販売のものと、
きちんと採寸してその人の体型に合わせてオーダーメイドするものと、
2種類あります。
欧米ではサイズ販売のものを使うのが一般的のようですが、
私は、個人個人の体型に合わせてオーダーメイドをすることをオススメしています。
手脚の長さ、上半身と下半身の比率、などはみんな違います。
また、泳力に合わせてゴムの厚さを変えて浮力を調整できるのものもあります。
下半身の浮力を強く、上半身は弱めに、なんてオーダーも可能になります。
初心者に多い下半身の沈み込みを補正するのにも有効なんです。

では、実際にどんなものを購入したら良いのでしょう。
長くなりましたので次回に続きます。