私が(無謀にも)トライアスロンを始めてから長いこと経ちますが、
それはなぜでしょうか。

長い間、続けられているのは、腹八分目の練習をしているからです。
デブで根性なしの私ですので、毎日毎日つらい練習を続けることができません。
「今日はスピード走やるぞ!」と決意して走り出して数分後には
「ビルドアップ走くらいにしておこう」なんて妥協を繰り返してます。
しかも、アニメ、ゲーム、プラモ等の誘惑がある時の私の妥協っぷりはすごいですよ!
心の中で、練習をしない理由を量産しますからね。
でも、そのメンタルの弱さが功を奏し、10年以上、故障をせずに過ごせているのも事実。

(今年はレースで落車してケガしちゃいましたが)

練習量は少ないですが、毎シーズン少しずつレベルアップしてる実感がありますし、
私にはちょうど良いのかもしれません。
怪我して、基礎練習からやり直すより、少しずつでも継続したほうが良いです。

レースで知り合った全国のトライアスリートの中には
想像を絶する練習をしている選手がたくさんいます。
1日で私の1週間分の練習をやって、しかもケロリとしてる選手とか、
同じ人間なのか疑わしいですね(笑)
私には真似できない領域です。

若い人や初心者は練習をやればやっただけレースの結果になって返ってくるので
練習が面白くて、ついやり過ぎて怪我でリタイヤ、なんて最悪のパターンもあります。
燃え尽き症候群という危険性もありますね。
年を取るまでずっとトライアスロンを楽しみたいなら「急がば回れ」の気持ちを忘れずに。
続けていれば必ず良いことあります。

トレーニングとはすなわちtrain+ing。

まっすぐ続くレール。

特急列車でなくても良いんですよ。

鈍行列車でも立ち止まらない限り目的に近づいていきます。

何度も言いますが、続けることが大切です。

今すぐにてっぺん取れれば、あとは怪我しても引退しても後悔しないぜ!
って人は気の済むまでガンガンやってください。

2016年もあとわずか。

来年も焦らず、「少しずつレベルアップできればOK」くらいの気持ちで

ケガなくトライアスロンをやっていきたいですね。