今日は西日本でもたくさん雪が降っているようですね。
うちのあたりは今朝新たに50㎝ほど積もっていました。
世界有数の豪雪地帯である新潟県の中越地方(の山沿い)ではこれくらいではびくともしなくて、普通に世間は動いているのですが、島根や鳥取のほうで雪が積もるなんてことになると大変でしょうね。
なにせ、出かけようにも車の冬用タイヤもなければ除雪車もいないんですから。
それで普通タイヤのまま雪道を走ればカメになって渋滞するのは当たり前です。
(※カメになる=車体の下に雪が入り込んで4輪がスリップし動けなくなること)
こんな日、西日本のランナーの皆さんはどんな練習をしていますか?
車や公共交通機関が機能しなければジムに行くのも難しければ雪上ランに挑戦してみませんか?
雪上ランのメリット
自然と「つま先着地」や「フラット着地」の走り方になっていく
雪道は滑りやすく、かかとから着地すると転倒の危険があります。
滑らないように気をつけて走っているうちに自然につま先着地やフラット着地が身についてきます。着地の際にブレーキになりにくい走り方になります。
膝などの関節への負担も軽減できます。
常にバランスを取りながら走るので体幹強化に繋がる
雪上ランでスピードを出すことは危険です。
むしろ補強・ドリルの意味合いの方が強いです。ゆっくりとしたペースでLSD的に走ればじわじわと筋肉に効いてきます。不安定な路面を常にバランスを取りながら体制を維持するため体幹強化に効果があります。
雪上ランでの注意点
道路等の除雪作業に近付かない
雪道では大型重機による除雪作業が行われていることがあります。重機のオペレーターの死角に入り重機に巻き込まれると命に関わります。除雪作業現場には近付かないようにしましょう。
雪の下の路面の凸凹に気をつける。
雪の下に思わぬ段差や障害物が隠れていることがあります。つまづいて転倒したり、足首を捻ったりして怪我をしないよう気をつけましょう。普段走り慣れている道路を選んで走ってください。
水路に雪がかぶっている箇所に注意
水路の上をふさぐように雪が積もっていることがあります。これを誤って踏み抜いて転落する事故が想定されます。歩道脇の側溝などがある箇所は気をつけましょう。
滑らないシューズで
雪道を走るには、いわゆるフラットソウルのシューズは不向きです。裏面に突起があるようなシューズでないと、過度に滑って危険です。防水・防寒・グリップに優れた冬用ランニングシューズを1足持っていても損はありません。
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吹雪の時に走らない
横殴りの吹雪のような日は走らないようにしましょう。視界が悪くなり周囲が見えづらく危険です。車のドライバーにとっても視界が悪いと歩行者が認識できなくなるため、思わぬ事故に繋がります。
以上、こうやって羅列してみると、メリットよりもデメリットの方が多く、やっぱり雪の日は屋内トレーニングの方が無難では?という気持ちになってしまいますが、安全に気をつけて無理をしなければ、非常に有意義な練習ができるはずです。
私は12月~3月の間は連日雪が降る地域で練習しています。冬ずっと快晴で雪の降らない太平洋側の人達に後れを取らないよういろいろ工夫しながらやっています。
普通のランだけでなく、スノーシュートレッキングなどを取り入れることも楽しみながら脚力強化できるのでお勧めですよ。