トライアスロンというものを始めてから
21回目のシーズンが終わりました。

「十年一昔」という言葉があるように
人間が生きていく中で、
だいたい10年という期間が1つの時代の区切りなのかもしれません。
だとしたら、人生において2つの時代を
トライアスロンと一緒に生きてきたことになります。
 
1年で52週間、21年で1092週間。
多いときも少ないときもあるけど、
平均して週に10時間以上は実際に体を動かしてきたし、
もっとそれ以上の時間、トライアスロンのことを考えてきました。
 
人間が何かを毎日続けて
習慣化するのに66日、
一人前になるまでに10000時間かかるといいます。

少な目に見積もっても、
10時間×1092週=10920時間。

10000時間は過ぎているのですが、
果たして私はトライアリートとして何が一人前になったのでしょうか。
 
やればやるほど、続ければ続けるほど、
進む先は真っ暗で、いつも手探りです。

レースの前はいつもビクビクしているし、
若手から学び取ることもたくさんあります。
 
ただ、近所や学校で有名な体力自慢の人たちでも、
少し躊躇してしまうような
トライアスロンという競技を
21年間やってこれて、
これからもやり続けようと思えるということは
素直に喜んで良いのかもしれません。
 
短期間で一気に頭角を現し、才能を賞賛される選手がいます。
また、80才を過ぎてもなお、レースで完走し称えられる選手がいます。
 
でも、ふと横を見ると、
21年前の私にトライアスロンのなんたるかを教えてくれた先輩たちが、
誰から褒められるわけでもなく、
今日も笑顔でトライスロンを楽しんでいるのです。
続けることの才能、長く楽しむ難しさは計り知れません。
 
その人たちのように、
私も30年選手、40年選手になったとき
どういう気持ちでトライアスロンを眺めるのでしょうか。
その時になっても、先輩たちから
「難しいこと考えてないで楽しめ!」
と、叱られてるかもしれません。

今日もお越しいただきありがとうございます。
風邪を引くと、すこし考えが年寄り臭くなるようです。

今回は以上です!
はちゃの!

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