ガーミンForeAthlete945を購入しました。
GARMIN(ガーミン) ForeAthlete 945
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競技時間が10時間以上にもなるトライアスロン競技に使うので、
バッテリーの減り方が気になります。
仕様上は
「トレーニングモード(GPSモード+光学式心拍計)で約32時間」となっており、
これならばトライアスロンにも充分使えると思い購入に至りました。
ただし、多機能なForeAthlete945です。
搭載している機能やセンサー類をたくさん稼働させると、
バッテリーの消費量は多くなります。
車の燃費と同じで、
実際使ってみると、カタログ上の数値に届かないということは
当然考えられます。
例えば、トレーニングモード(GPSモード+光学式心拍計)に音楽再生機能をプラスすると
バッテリー稼働時間は10時間にまで激減することが
仕様に明記されています。
音楽聴きながらでも10時間はバッテリーが持つので、
マラソンなど、数時間で終わる競技なら、
バッテリーのことなど気にすることなく使えば良いのですが、
トライアスロンやウルトラマラソンなどの長時間競技では、
途中でバッテリー切れにならないように、
機能を制限しなくてはいけない場合もあります。
そこで、ForeAthlete945のバッテリーの持久力がどれくらいなのか、
トライアスロンのレース時にはある程度の機能を制限しなくてならないのか、を
確かめてみることにしました。
検証方法
今回は
測位設定を「GPS+GLONASS+みちびき」モードで固定し、
心拍計を、本体内蔵の「光学式」と、
ANT+で無線接続の「胸ベルト式」の2種類とし、
Wi-Fi接続・Bluetooth接続機能のオンとオフの場合の
バッテリー消費を調べました。
測位にGLONASSを加えると「GPS+みちびき」モードよりも電力消費が多くなりますが、
精度を重視しました。
また、Wi-FiとBluetooth接続機能は、
日常的に使う機能ではありますが、
外部機器との通信や待ち受け時に
かなりバッテリー消費することを、使っていて実感します。
これらの機能のオンオフでバッテリー消費量の違いを具体的に確かめます。
ランニングモードで計測
画面を頻繁に目視できるランニングで検証しました。
5%消費までの時間を計測
ランニング開始直前まで充電ケーブルに接続しておき、
満充電の状態から5%消費するまでの時間を計測します。
残量表示が96%から95%に切り替わった瞬間の時間を記録しました。
(画面チラチラ見ながら走るのは大変でした。)
5%消費にかかった時間から100%消費までの時間を推計します。
センサー類はオンに
測位などに役立つセンサー類はオンにします。
●気圧高度計
●気温計
●沿面距離
●沿面速度
その他、
加速度計、歩数計、体力測定やトレーニング分析機能など、
デフォルト設定のまま稼働しています。
計測結果
以下のような結果になりました。
最もバッテリーを消費したのが、
胸ベルト心拍計使用し、Wi-FiとBluetoothを常時待ち受け状態にした時でした。
やはり外部機器との接続は電力消費が多いのでしょう。
とは言え、バッテリーを使い切るまでの推定時間が24時間40分でしたので、
胸ベルト巻いてトライアスロンレースに出ても大丈夫です。
今回興味深かったのが、
光学心拍計を使用した場合、
2種類の計測共に、カタログ値を上回ったことです。
Wi-FiとBluetoothオンで35時間24分、
オフの時はなんと40時間45分です。
私はレース時は胸ベルト式の心拍計は使わないので、
光学心拍計モードでの使用となるのですが、
バッテリー切れの心配など無用であることが判明しました。
最後に
今回、消費電力よりも精度重視の
「GPS+GLONASS+みちびき」モードにもかかわらず、
光学式心拍計仕様でカタログ値の32時間を上回ったのはなぜでしょうか。
●5%消費時間からの推計という、検証方法の悪さ
●気温が25度以上でバッテリーの持ちが良かった。(カタログ値はもっと低い気温での数字?雪山など低温での使用も考慮してるとか?)
●ランニングのコースやスピードの問題(状況に応じて測位の間隔を調整する「スマート計測」機能が働く」
あたりが考えられます。
私の中では、スマート機能が働くというのが大きな要因かな、と思っています。
今回使ったランコースは、直線が長く、カーブが少ない道路を往復したこと、
5分半~6分/kmという、比較的ゆっくりなスピードだったことで、
測位の間隔が自動的に長くなり電力消費が抑えられたのではないでしょうか。
試しに、「GPS+GLONASS+みちびき」&「Wi-FiとBluetoothオン」で
自転車に乗ってみたところ、
2時間走ってバッテリーが11%減っていました。
1時間に概ね5.5%消費ですので、
上記ランニング時のいずれの計測よりもバッテリーを消費しました。
それでも、バッテリー切れまで18時間以上持つ計算です。
Wi-FiとBluetoothを切れば20時間以上行きそうです。
それでも心配なら、測位精度はやや落ちますが
「GPS+みちびき」モードに設定すればよいですが、
そこまでしなくても心配ないと思います。
(登山などの長期間に及ぶ使用であれば、モバイルバッテリーを使うだろうし)
ただし、今回の検証は、
買ったばかりの新しい時計でのデータですので、
経年でバッテリー性能が低下してくれば、
省エネ対策が必要になると思います。
3年は大丈夫だと思いますし、
3年も経つと、(私は)新製品欲しくなって、
買い換えてしまいます。
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今回は以上です!
はちゃの!