ダイエットを考える際に、よく議論されることに、
人が太るのは遺伝的要因なのか、環境要因なのかの問題があります。
今回はこの遺伝的要因について考察してみたいと思います。
もしかしたら「両親が太っているし、私も太りやすい体質だから・・」と
ダイエットを諦めてしまっている人も多いかもしれません。
遺伝もあるし、環境もある
体質が遺伝的に規定されているということは事実です。
医学的にも、ガンの発症率や、コレステロール値などは
遺伝的要素が高いというのは有名な話です。
持久系アスリートの子どもが、
同じく持久系スポーツが得意になる傾向が強く、
両親がパワー系アスリートの場合、
その子どもが持久系アスリートとしては大成しにくいというのも、
筋肉の組成率や細胞内ミトコンドリアなどの
遺伝が大きく関わっています。
しかし、遺伝子的に同じであるはずの一卵性双生児でさえ、
片方が太っていて、片方が痩せているということは珍しくありません。
これは個々のパーソナリティ(性格)が影響するためです。
性格が違う双子が多いのは、育つ環境が違うからです。
同じ親、同じ家、同じ学校、同じクラスで育った兄弟でも
環境要因がまったく同じということはありません。
例え、知能や基本的な気質が遺伝子によって決定されたとしても、
パーソナリティの細部は環境によって変化する割合が大きいのです。
スポーツは心理学
スポーツが得意な子どもの形成プロセスは
幼児期の遊びの中で両親をはじめとする周囲の人間から「すごいね」と褒められることで自信が生まれ、それが保育園や学校での運動での成功に繋がり、周囲に「すごい」と賞賛され、さらに自信が付いていきます。
小学校高学年になる頃には、
さらに上達するにはどうしたらよいかを
自ら考えるようになり、ますます技能は向上します。
性格的にもポジティブな思考をするようになっているでしょう。
つまり、
成功→褒められる→成功→褒められる→・・・以後、繰り返し。
この繰り返しが、こどもの自信や自尊心を高めてくれるわけです。
一つ一つの成功は小さなことでも、
その積み重ねが大きな成功へと繋がります。
こう考えると、環境的要因も重要であることがわかります。
ダイエットもスポーツと同じ
体質の改善という観点からすれば
ダイエットもスポーツもまったく同じです。
(小さな)挑戦→(小さな)成功→(小さな)挑戦→(小さな)成功→・・・以後繰り返し。
根っこの部分は全く同じです。
まとめ
ダイエットの遺伝的影響を考えたとき、
●太りやすい体質という遺伝的影響は否定できない。
しかし、
●遺伝的影響よりも環境要因が重要
(環境が遺伝を凌駕する)
大切なことは
①必ず成功する小さな目標を積み重ねる
②ストイックになりすぎない
③挑戦→成功、の流れを途切れさせない(継続する)
ダイエット成功の秘訣
・ダイエット成功している人に近づく、教えてもらう。
・ダイエットを応援してくれる人を増やす。
・雑多な情報に惑わされない(サプリや食事制限だけのダイエットは無理)
・体のことを研究する、知識を得る、試す。
・続けること、やめないこと。
今回は以上です!
はちゃの!