今日から3月。
天気予報では終末に少し崩れるようですが、
当面は暖かい日が続くようです。
雪国新潟魚沼にあっても、
気の早いローディーさんが走っているのを見かけました。
先日
「雪国のトライアスリートは3月に怪我をしやすい」
という記事を書きました。
肉体の準備ができていないうちに急にエンジンの回転数を上げてしまうのが原因です。
今回は機材の準備の話です。
肉体面の準備は大切ですが、
同じようにバイクの準備もきちんとしておかないと、
思わぬトラブルに見舞われたりします。
春の陽気に誘われて走り出す前に機材各部を点検しておきましょう。
主な点検ポイントは
1.各部のネジの緩みを確認、必要なら増し締めを
ハンドル、ステム、サドル、ブレーキ周り、ボトルケージなどのネジは
時間の経過で緩むことがありますので、
乗り始める前にチェックしましょう。
走行中に曲がったり外れたりしたらシャレになりません。
2.タイヤは劣化していないか
いくら高性能のタイヤでも所詮はゴムです。
経年劣化で硬くなり、弱くなっている可能性があります。
何シーズンも同じタイヤ、
なんてことはあまりないと思いますが、
ゴムの劣化やひび割れがないかチェックしましょう。
また、チューブラータイヤの場合は、
固定用のセメントや両面テープの接着力が落ちていないかも要チェックです。
コーナリングでタイヤが剥がれて転倒した人を私は知っています。
大事故に繋がる可能性がありますのでよくチェックしてください。
3.チェーンなどの駆動部分に注油する
基本的なことですね。
駆動部分が良く動かないと、
せっかくのライディングが楽しくありません。
4.ブレーキは正常に作動するか
ブレーキシューの減りや劣化、
ブレーキワイヤーの伸びがないかチェックしましょう。
強めにブレーキレバーを握ったとき、
ブレーキレバーがハンドルに接触するようだと危険です。
5.ホイールの振れはないか
時間の経過とともにネジが緩むのと同じで、
スポークの張りが弱くなっている必要があります。
ホイールを回した時に振れが大きいようなら
ショップで調整してもらってください。
※技術を要する整備ですので
自分でやる場合は自己責任で。
6.ヘルメットの劣化はないか
タイヤが所詮はゴムなのと同様に
ヘルメットも所詮は発泡スチロールです。
硬化していたり、
ボロボロ欠けるものは交換するようにしたいです。
自転車はヘルメット装着が義務ではないのですが、
原付並にスピードが出るものなので
絶対にかぶるべきでしょう。
7.保険が失効していないか
他者を跳ねたり、器物を破損した場合の賠償金は
とても高額になる可能性があり、
保険加入は必須です。
シーズン当初に是非加入しておきましょう。
以上、思いつくことを書いてみましたが、
これが全てではありません。
個々のライダーがきちんと整備されたバイクで、
交通ルールを遵守し、
安全で楽しいシーズンを送ることをお祈りします。