バイクに乗り始めて最初のシーズンを終えたナオさん、今年1年を振り返ってどうでしたか?
ド素人で、ゼロから始めたロードバイクだったけど、チームメイトやコーチに教えてもらって、自分でもどんどん上達してる自覚があります。
ナオさんは勉強熱心なので、自分でも動画講座や専門書を読んで、練習も工夫していましたからね。上達するのも頷けます。
いやぁ、褒められると照れる・・・(;^^)ヘ..
最近は良い動画もすぐに探せるし、本もたくさん出てるしね。
1年で飛躍的に乗る技術が上達したナオさんですが、ここで1つ意地悪なことを言いましょう。
えぇ!何なん?急に、真面目くさって。
たしかに、ナオさんはバイクに乗る技術がどんどん上がっています。見違えるほどに。
「乗る技術」はね・・・・
乗る技術以外がダメってこと?
いやいや、すいません。急に変なこと言って。
ダメとかそういうことではないので気楽に聞いてくださいね。
うん。
だれでも、乗れば乗るほど、上達していきますよね。ナオさんも例外ではないっす。
1つ質問しますが、今年、バイク乗っていて転びましたか?
1回転けた。歩道の段差に上がるときに。
あぁ、そう言えば、転けたって言ってましたよね。段差に斜めに上がろうとして前輪が滑って。
そう。あんまりスピード出てなかったからバイクは壊れなかったんだけど。
手のひら、擦りむきました?
擦りむいた、けっこう血ぃ出た。
手のひら擦りむいたってことは、とっさに手を地面に突いた訳ですよね。
これが、もっとスピードが出ていて、もっと勢いよく転んだとして、とっさに手を突いたら、どうでしょう。
骨折?
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転け方にも上手と下手がある
そう。まさに。
「乗る技術」のほかに「転ける技術」ってのがあって、これはいくら乗り込んでもなかなか上達するもんじゃないんです。
転けるんは練習できないもんね・・・
そう、本当はマット敷いたりして、安全を確保した上で転ける練習したほうが良いと思うんだけど、そんなことする人はいないですよね。てか、僕もしたことない(笑)
でも、やっぱ、転び方にも上手い下手があって、上手に転べば怪我が最小限で済むんですよ。
また、難しいことを言う。
ははは。かく言う僕も転び方へたくそですよ。
「転ぶ」って言っても、いろんなシチュエーションがありますよね。
何かに衝突、デカいものを踏む、枝折峠とかは路面に苔が生えてたりして滑って怖いわ。秋は落ち葉とかも。
あと、急ブレーキでタイヤがロックしちゃうとか、ナオさんが実際に転んだように段差を乗り越えるのに失敗するとかもありますね。
うんうん。
ハンドルから手を離さない
いろんなシチュエーションがある中で、とっさに一番ベストな転び方しようったって、なかなかできるもんじゃないですが、私の意識としては、
『自転車のハンドルから手を離さないで転ける』
これを目標としております。
理想は、自転車に乗っている体勢のまま「転け終わる」です。
転け始めと転け終わりが同じ体勢であること。
転け始めは当然、ライディングポジションですもんね。
そのまま転けたあともライディングポジションで横たわることを目指しております。
なんで?
例えば、手を突いてしまうパターン。
これはさっきも言ったように、細い手首や、肘や肩に、体重の何倍もの荷重が一気にかかるわけなので、骨折とか脱臼をやらかす可能性大ですよね。
そんで、足のこと考えてみると、手を離しても、足はビンディングでくっついてるわけですよね、その状態で、グシャグシャがしゃがしゃになった時、足がくっついたままなのを想像してみてください。捻ったりねじったり、伸びたり切れたり、痛そうでしょ?
スキーで、めちゃめちゃ激しく転けたのに、スキー板外れない状況に似てるかな。いや、もっとひどいか。
いやぁぁぁぁ。ホラーだね。
でしょ。
なので、転けるときはバイクにしがみついて、ズザザザーって滑って停まる、みたいなのが理想なんです。
地面に衝突する衝撃を体全体で受けることが上手な転び方です。
そっかぁ。転け方ねぇ・・・。考えたこともなかった。
ただ、やっぱ、なかなか思い通りには転けらんないですよね。単純なことなんですけどね。
僕だって、去年、ロングライド魚沼の時に転けて、豪快に吹っ飛びましたが、完全に手を離してしまいました。運良く、足もビンディング外れたので大けがはしなかったんだけど、でもやっぱしばらくダメージ残りましたね。
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2016-6-26 ロングライド魚沼
上手な転け方、言うは易し、やるは難し、なんだねー。
そうですね。でも日頃、良い転け方のイメージを持ってると、少しは違うかもしれませんよね。
転けないのが一番なんだけどね
ですよねー。
今回は以上です!
はちゃの!