昨年秋にその辺の原っぱや山で集めてきたカマキリの卵嚢を
春に庭木などにくくりつけて置いたのです。

カマキリは人に害を為さず、害虫を食べてくれるので、
畑やガーデニングにはとても有益な昆虫です。

毎年家の周囲にカマキリの卵嚢を設置しています。

今年は庭、畑、花壇、裏庭に合計50個ほどを設置しました。
1つの卵嚢から平均150匹が孵化するとして7500匹くらいが
家の周囲で生まれる計算ですが、そんなに目に付くこともありません。
庭には、スズメなどの野鳥もたくさん来ますし、天敵の蜂もいます。
小さな幼虫のうちは、アリなどにも食べられる事もあるでしょう。
たくさん生まれたカマキリも、夏になる頃には時々見かける程度になります。
生存率1%とか、そういう厳しい世界なんだと思います。

おそらく昨夜孵化したと思われる幼虫を見つけました。
朝、設置した卵嚢をチェック(毎朝観察してた)したら数匹がいました。

孵化は、卵嚢から集団でウネウネと這い出てきます。
全身が薄皮で包まれたようなマユのような形状で出てきます。
そしてすぐに脱皮。薄皮を脱ぐと小さなカマキリの姿になります。

1回目の脱皮のカラがフワフワと卵嚢の下にぶら下がっているので、
孵化直後の卵嚢は見ればすぐに分かります。

子供のカマキリたちはすぐに散り散りにいなくなってしまうのですが、
数匹がまだ卵嚢の周囲に残っていました。

1cm程度の小さな幼虫ですが、
形状はしっかり「カマキリ」で、小さな羽虫などを食べて大きくなります。
花壇の害虫をたくさん食べて大きくなって欲しいです。

一番の敵は、庭にやって来るスズメやヒヨドリだなぁ。
スズメやヒヨドリも、害虫食べてくれるから、追い払うのもアレだし、
自然のままにお互い生き抜いてくれたら良いです。

しかし、バッタなどの草食昆虫はもうとっくに孵化して
2齢、3齢になってるのに、
カマキリは5月下旬でやっと孵化です。
きっと草食昆虫と同じタイミングで孵化するよりも、
ある程度時間差で少し遅めに孵化した方が獲物が多くて都合が良いのでしょう。
よくできていますね。

今日の練習

夕練:
ジョグ4km
サーキット(筋トレ)