競泳の池江璃花子選手の「白血病」発表から一夜明け、
各メディアは盛大にこのことを取り上げています。
他の選手や、協会関係者、政財界に至るまで、
大きな衝撃が走ったようですね。
今大事なのは、彼女自身も、
周囲も、事実を冷静に受け止め、
今できることをやるだけでしょうね。
かつて白血病を患った渡辺謙さんも、
医学と自分の生命力を信じるだけ、だとコメントしています。
渡辺謙さんが白血病と闘った時代から
30年くらい?経っていて、
医療が進んでいるので、治る確率は非常に高いものだと
客観的に認識しています。
しかし、「治る」の定義は、
日常生活を普通に送れる、ということであって、
世界で戦うトップアスリートとして復帰する、となると話は別です。
池江選手が再び世界の第一線で戦うには
かなりの時間と努力を要すると思います。
アルビレックス新潟の早川史哉選手が
白血病を煩い、競技復帰までに2年以上かかっています。
復帰はしたけれど、かつてのパフォーマンスは戻っていないのが現状です。
もちろん、症状はそれぞれですので、
個人差はあるでしょうけど、
病気を治して、体力を回復させ、筋力をつけ、
技術的なカンを取り戻し、となると、
何年もかかるのではないかと想像します。
なので、
これは、もう、東京オリンピックはすっぱりあきらめ、
次のパリオリンピックに目標を定めたほうが良いでしょう。
本人の気持ちの切り替えが一番大事です。
そして、周囲の関係者もパリに向けたプランニングをするべきです。
さらに、というか、これが一番大事なんですが、
メディアや、我々の世間一般人が
「応援」とか「支援」を隠れ蓑にして、
二言目には「東京オリンピック」とか言って、
本人にプレッシャーを与えるようなことはしてはいけません。
今朝の民放ニュースで
「東京オリンピックに無事出られるよう期待してます」的な
街頭インタビューが流れていましたが、
そんなもの、放映してはいけません。
「応援コメント」でなくて「追い詰めるコメント」ですから。
良い意味で、彼女のことを忘れてあげた方が、
治療や復帰に向けた準備に集中できるはずです。
『「応援する」気持ちがあるからほっとく』
これが大事です。
日本の宝、池江璃花子選手が病気に打ち勝ち、
今後の人生がこれまで以上に幸多きものになるよう心から祈念いたします。
本日もお越しいただきありがとうございます。
神様はその人に乗り越えられない壁は与えないのです。
今回は以上です!
はちゃの!