トライアスロン競技中の補給食について
トライアスロン競技中、体はたくさんのエネルギーを消費します。
初心者のうちはレース中の補給の方法や内容に悩むこともあると思います。
自分のスタイルが確立してくれば悩むことはなくなるのですが、
今回は、あくまで初心者向けのアドバイスとして書いてみます。
トライアスロンではどれくらいのカロリーを消費するのでしょう。
もちろん年齢などにより個人差がありますので、ザックリと、
ショートディスタンス→800kcal/h×3時間=2,400kcal
ハーフディスタンス→750kcal/h×6時間=4,500kcal
ロングディスタンス→700kcal/h×13時間=9,100kcal
と仮定します。
これはハートレートモニター(心拍計)などを使ってレースペース走を行い、
単位時間あたりの消費カロリーを計測することでだいたいの見当を付けられるでしょう。
レースでのおよその消費カロリーがわかりました。
では、これだけのカロリーをレース中に摂取しなければいけないかというと違います。
レース中のエネルギー源のほとんどは糖質です。
人間の体内(血液や肝臓)には1,800kcal前後の糖質(グリコーゲン)が貯蔵されています。
さらにレース前の食事で腹の中にも数百kcalが入っています。
体内貯蔵1,800kcal+朝食500kcal+スポーツドリンク300kcal(1.5リットル)=2,600kcal
つまり、ショートディスタンスにおいて
水分とミネラル分の不足に気をつけてスポーツドリンクを飲んでいれば充分にゴールまでもつ計算になります(*)。
ハーフディスタンス以上になるとさすがに補給食なしでは厳しくなります。
適宜補給してエネルギー切れを起こさないようにしましょう。
スポーツ用エナジージェルは一口で130kcalほどになります。
他には「カロリーメイト」「あんパン」「ようかん」「ビスケット」など、自分の好みに応じてチョイスし携帯しましょう。
また、コース上に設置されているエイドステーション(給水所)にもバナナなどが用意してあることが多いので計画的に利用すると良いでしょう。
※水分とミネラル分の補給も、エネルギー補給とは別の意味で重要です。
水分は言うまでもありませんが、ミネラル(塩化ナトリウムなど)が枯渇すると筋肉が痙攣し競技続行が困難となることもあります。
男はだまってチロルチョコだぜ
佐渡の大会の前日に買いあさってましたよね、そういえば。
レース中、ベチョベチョに溶けて食べずらかったぜ