土曜日のロングライド、日曜のポイント練習の疲れを取るため
今日は完全休養日です。
体の強い選手はガンガン練習出来ちゃうんですが、
私はそれほど回復力が高くはありません。
ちょっと疲れてくるとすぐに風邪引いたりします。

なので、無理せず休養。ストレッチとマッサージのみ。

無理して体壊したり、怪我したりしたら、本末転倒です。

体力には2種類ある

体力には「行動体力」と「防衛体力」の2種類があります。
行動体力は、体を動かす能力です。
私はトライアスリートなので、行動体力は人並みよりも少しは高いはずです。
しかし、トライアスリートとして見ると、特段、突出しているわけではありません。

そして、防衛体力。
これは、体を守る能力です。
ストレスに強い、病気になりにくい、という人は防衛体力のある人です。
私の場合、防衛体力がからっきしダメで、
疲れやストレスですぐに風邪を引いたり、肌に湿疹が出たり。
レースや練習後の回復も人より遅いと思います。

弱いからこそ工夫する

行動体力はトライアスリートとしてまあまぁ、
防衛体力は人並み以下の私です。
人の練習の様子を見聞きすると、まぁ、なんというか、
化け物ですか?ってくらい皆さんやってますよ。
正直焦ります。人に比べて自分は何やってんだ、と。

しかし、私が人の真似してガンガンとハードメニュー組んだら
あっという間に故障して終わりです。

弱いなりに考えて、工夫して、効率よく練習したり、
動作や技術を追求して無駄なエネルギーを使わないようにするとか、
レースでの駆け引きや戦術を入念に練るとか、
ボディケアの勉強をするとか、
20年間、そんなことばかりやってきました。
自分の体の声に耳を傾けるということ、
これが、長くトライアスロンを続けてこられた秘訣です。
1998年にトライアスロンを始めて、
故障でレースに出られなかったのが2003年だけ。
2004年以降は大きなケガなく、毎年無事にレースに出ています。

平凡な才能でも、続けていればたまには良いこともあり、
IRONMANの名の付く大会で入賞も経験しました。

人は人、自分は自分

20年間でたくさんのトライアスリート仲間、ライバルができました。
中にはトライアスロンを始めてすぐに頭角を現して、
あっという間に世界選手権に出場するような才能に恵まれた選手も多くいました。
しかし、20年という期間全体で振り返ると、
そういう才能のある選手でも、怪我や、燃え尽きなどで、
戦線離脱した人もまた、たくさんいます。
体力に恵まれていても、体の声に耳を傾けなかった結果なんだと思います。

競技に対する考え方や向き合い方は人それぞれ。
故障しようが、花火のようにパァッと一花咲かせられれば良い、という人もいるでしょう。
人には人の考えがあります。それぞれのやり方があります。

私は、才能に恵まれなかったからこそ、
自分の体と相談しながらやってこれました。
他人の才能や能力を羨むことはしても、真似せず、
他人の才能や能力と比べて自分を悲観することなく、
ただ、今やれることを淡々とやる。
これが20年間、壊れず、飽きずにやってこれた秘訣です。
そして、これからも、このスタイルは崩しません。
20年後もトライアスロンをやっていたいので。

長くなりましたが、
そんなことで、今日は完全オフ。
空いた時間で臨床心理学の勉強と、
娘に頼まれていたDIYの小物入れ作りを。

明日は晴れの予報なので、バイクで峠に登りましょうか。

はちゃの!