こんにちは。
今回いただいた質問は、
「オフシーズンに体重が増えるのはNGですか?」
です。
質問ありがとうございます。
11月も終わりに近づき、
さすがに暖かい地方でもトライアスロンのレースは開催されないと思います。
トライアスリートの皆さんはオフシーズン突入ですね。
今回の質問は体重増加についてですが、
いくつかのケースがあると思うので整理しながら考えようと思います。
基本的には体重増加はある程度はOK
理想を言えば、体重を含めたコンディションが一定なのが一番でしょう。
「いつでもレースに出られる状態でいる」
こんなことを言って、実際にそうしている人もいます。
そして、そういう人は大抵、
本当に1年中、レースに参加しています。
冬はマラソンをやったり、ウィンタースポーツだったり、
海外のトライアスロン大会に遠征したりと。
モチベーションを維持できるなら、
体重が増えないようにすることに越したことはないでしょう。
しかし、私を含め、トライアスリートは
秋から春にかけてはレースを入れない人も多いでしょう。
オフシーズンは来季への英気を養う期間と私は考えています。
トライアスロンへの取り組みは多くの体力、時間を使います。
仕事や家庭との両立を図りながら自分を追い込んでいくことは
精神的にも疲労しますので、
オフシーズンは少し心と体を休めるほうが、
むしろ、長期的見れば良い結果になると思います。
この期間は、運動量が減るので体重は多少増加しても仕方ありません。
太る、と言うよりは、
人間として適正な体重に戻る、と言うのが適切かもしれません。
競技における適正体重≠人間としての適正体重、です。
ハードな運動で絞れてる体は、脂肪量が少なく、
生命体としては飢餓状態に近く、
生命維持として考えるとイエローゾーンだと言えます。
オフシーズンに運動量が減ると、
本来の適正体重(というか脂肪量)に戻そうとする機能が働きます。
ケースバイケースで考える
私の場合、その年によりますが、最終レースから1~2ヶ月程度は
必要最低限の練習にとどめ、休息期間にします。
1年中張りつめた気持ちでいるのは、精神的にキツいです。
オフ期間をきっちりと取りたいので、
春先のレースは敢えて入れません。
入れたとしても、ファンラン気分でのハーフマラソン程度です。
たとえば、マラソン大会にでるとして、
トライアスロン同様、重要な位置付けとしてのマラソン大会なら
トライアスロンシーズン同様のコンディションを保たなければなりません。
宮古島トライアスロンなど、春先のレースに出場するのであれば、
最低でも3ヶ月、できれば4ヶ月は準備期間が欲しいところですので、
休息期間は11月までで終わりですね。
(12月は当選することを祈りつつ基礎練習期間)
このように、シーズン初戦から逆算してオフシーズンを設けます。
筋肉量を維持するのが理想
オフシーズンには運動量が少なくなることによって、
●筋肉が減る
●脂肪が増える
ということが起きます。
筋肉は脂肪より重いので、
脂肪量が変わらずに筋肉だけが減ると体重は減ります。
体重が増えるということは、
筋肉の減少量を補って余りあるくらい脂肪が増えているということです。
オフシーズンに多少の体重増はOKと言っても、
筋肉量が激減すると、元に戻すのが大変になりますので、
筋肉をある程度維持するために
最低限の練習をすることをオススメします。
適度な運動というやつです。
許容できる体重増加量
個人差があると思いますが、
シーズン中のベスト体重から7~8%増までが許容範囲と考えます。
私の経験則でしかないので、根拠はないのですが。
私のベスト体重がだいたい65kgです。
オフシーズンには70kgまで増えます。
70kgまでなら、基礎練習を始めて2~3ヶ月で65kgまで
あまり無理をしなくても戻せます。
70kgを超えるとちょっと減量が大変になる感覚です。
つまり私の場合、体重増は5kgまでは許容範囲です。
5kgというのは、私のベスト体重に対して7.7%です。
シーズンインして、練習を始めれば
無理をしなくても自然に体重は減っていきます。
この「自然に減る」というのは1ヶ月に3パーセントを上限に考えると良いです。
これ以上の減量は「自然」ではなく「無理な減量」になります。
身体的、精神的にダメージが大きくなります。
この自然な減量をやって、ベスト体重に戻すのにかかる期間が3ヶ月程度。
従って、上で少し述べたように、
初戦の最低3ヶ月、できれば4ヶ月前からのシーズンインとなるわけです。
まとめ
●モチベーションを保てるなら年間を通じて体重増減はない方が良い。
●しかし、心身を疲労させるなら、オフ期間(休息)があっても良い。
●初戦の3~4ヶ月前までにオフ期間は終了。
●オフシーズンの体重増加はベスト体重プラス8%以内に。
●減量は1ヶ月につき3%まで。
競技を長く続けるには、
時に休息期間も必要です。
心と体の声をよく聞いて、無理することなくオフシーズンを過ごしてください。
今日もお越しいただきありがとうございます。
最近、近所にできたあじまん屋さんが私を誘惑します。
今回は以上です!
はちゃの!