3月11日。
東日本大震災から10年の日。
おうえんの日。
いのちの日。
東日本大震災は新潟でも、はっきりと大地震だと分かる揺れを感じました。
かつて私は2004年の新潟県中越地震を、
震源のすぐ近くで体験しました。
直下型の地震は前ぶれもなく真下から突き上げてきて、
トランポリンに乗っているかのように飛び跳ねるような揺れです。
その経験と比較すると、
10年前の東北の地震はかなり異質でした。
まず、ブルブルっと初期微動(P波)が来ます。
「お、地震だ」とすぐに気づきました。
次に主要動(S派)が来るはずですが、かなり時間がかかりました。
P派とS派の感覚が長ければそれだけ震源からは遠いということ。
遠いということは揺れは大したことないと思ってました。
でも違いました。紛れもなく大地震でした。
やってきた本震は大きく横にゆっくりと揺れました。
まるでハンモックで揺られるような大きなゆっくりとした揺れです。
それが1分以上続いたと思います。
グラグラって感じじゃなくて、ユーラユーラという揺れでした。
大きな揺れだけど、立っていられないとかではなく、
何となく気持ち悪い揺れでした。
すぐにテレビを付けることなく、
私は市内のパトロールに出かけました。
そういう仕事をしていました。
その年は大雪だったこともあり、
雪崩が起きていないか、道路などは壊れていないか。
持ち場の見回りを終え、テレビを付けると、
東北が凄いことになっていました。
当時は、地震発生から間もないこともあり、
各放送局とも、編集などしていない生の映像です。
家が、車が、そして人が津波の渦に飲まれていく映像を目の当たりにして、
声が出ませんでした。
被害規模、犠牲者数、原発のこと、など、
その後の顛末は、皆さんご存じの通りなので省きますが、
日本人の多くが、人生観変わるくらいの
心の年輪に刻まれる大きな出来事だったことは間違いありません。
今日は、新潟でも地震発生時刻にサイレンが鳴り、黙祷をしました。
犠牲となった人のご冥福を祈るとともに、
遺族の方々、復興に携わる全ての方々を微力ながら応援できたらと思います。
そして、もう一つ。
3月11日となれば、この先ずっと、大震災発生の日として語り継がれることと思います。
でも、この3月11日に誕生日を迎える人、
結婚記念日だという人。
そのほか、何かの記念日だという人。
そういう人たちもたくさんいると思います。
もしかしたら「祝う」ことに気兼ねをするかもしれません。
でも、その人にとっては祝うべき日なのですから
何も憚ることはありません。
遠慮なく楽しんだら良いと思います。
3月11日生まれの人たちへ。
こころからの「誕生日おめでとう」を。
今日の練習
【補強】
自重筋トレ 30分程度
【アップ】
ほぐし
ジョグ2km
【メイン】
スプリント
300m Z4~Z5 ×5
【ダウン】
ジョグ
トータル7km
今日は短時間、高負荷練。