LSDという練習について。
マウンテンバイクの世界的なトップライダーが
「LSD?何それ食えるの?」と全否定した記事を読んだのは
3年くらい前だったでしょうか。
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強くなるためにはLSD必要なし。
そのトップ選手は
ウォーミングアップ20分→
段階的に強度を上げるビルドアップやインターバル60分→
クールダウン40分
計2時間。これを午前と午後の2部練で、みたいな内容だったと記憶してます。
この一大センセーショナル記事は
世の中のLSD嫌いさん達を大いに勇気づけた訳ですが、
ご多分に漏れず私も、強度の高めの練習中心にやっていました。
そして目標としていたレースでもそれなに満足する結果を出せたのです。
それからというもの、練習会などでは
仲間に「LSDなんて必要ないぜ!」って得意げに話していたもんです。
でも、体力も筋力もない人がいきなりペース走やインターバル走をやったら
すぐに怪我してしまいます。
ということは私には怪我をしないだけの体力と筋力が備わっていたということ。
それはなぜ?って考えてみたら、何のことはない、冬の練習がLSDだったんですね。
知らず知らずのうちにベースができていたのです。
雪国の練習って、雪の中だったり、氷の張った路面だったりして
かなり危険なコンディションの中でやらないといけません。
しかも、寒いのでけっこうな厚着をして走ったりします。
そうすると、動きが制限されてスピード上げて走ったりできませんからね。
心拍がどれくらいか、継続時間がどうかとかLSDの定義はいろいろあるので
私の練習がLSDなのか、ただのゆっくりジョグなのか分かりませんが、
そんな練習を一冬やることでベースができて夏にがんばれるのかもしれません。
まぁ、これは冬の環境にハンデがある雪国人の負け惜しみかもしれませんがね。
冬はじっくり腰を据えてベースづくりをするんだという信念をもって
練習に取り組めば、できることはたくさんあるって事です。
今は、仲間に「ごめん、なんだかんだ言って、LSDやってたわ、自分」って
謝罪にくれる日々です。