快晴。
梅雨明け間近の枝折峠。
セミの合唱。
ミンミンゼミ、ニーニーゼミ、アブラゼミ。
けたたましく。
なのに「静寂」。
この感覚わかりますでしょうか。
峠道はこの時期としては珍しく
通る車も自転車もいません。
世界中で自分とセミしか存在していないような、
そんな錯覚に陥ります。
梅雨明けからお盆までの
20日間くらいの「真夏」が
1年の中で一番大好きな季節です。
セミの合唱に、
ヒグラシの「カナカナカナ」の声が混じり始め、
田んぼのイネが小さな花を付け、
穂を出し始めたときに発する独特な香りを感じたら、
秋の気配。
すこしもの悲しい気持ちになります。
これから始まる「真夏」を思いっきり楽しみたいと思います。