先週の話になりますが
7月8日の、石川県の「のとじまトライアスロン」参加に先立ち、
先日購入したニューホイール、
Roval(ロヴァール)の「CLX50」のバランス調整をしました。
(チューブラーホイールです)

大抵のホイールはバランスが悪い

世の中のロードバイクのホイールのほとんどはバランスが取れていません。
今回私が購入したCLX50ですが、
きちんとホイールの振れ取りをした後に、
新品のタイヤをはめた状態です。
これをスタンドなどに乗せると、
大抵は回転してタイヤのバルブの辺りが下になります。

動画は前輪ですが、後輪も同様です。
例えば、バイクをスタンドにセットして、
ペダルを回して、後輪を高速回転させたときに、
バランスが悪さから、グワングワンと
バイクが上下に小刻みに振動します。

このホイールバランスの悪さが
走行に悪影響を与えるかもしれない、ということで
このバランスを調整してあげるわけです。
 

走行にどこまで影響するのかは不明

実際に私も、ホイールバランスを取らないまま走ることがありますが、
体感として、何か支障を感じることはありません。
上述したスタンドに乗せたバイクの振動も、
かなりの高速回転域で発生し始めます。
実際の走行にしたら時速50km以上の速度域です。
この速度域になると、ホイルバランスから来る振動なのか、
路面から拾う振動なのかは、よく分かりません。
メーカーも「バランス取ってください」というアナウンスをしてるわけではありません。
ただ、バランスが取れていることに越したことはありません。
直せるものは直したほうが気持ち的にも安心です。
 

お金を払うまでではない

100km以上で走る自動車のホールでは必須作業ですが、
ということで、「そこまでやった」感が強いメンテである自転車ホイールのバランス取り。
ショップの中には専用機材を使ってバランス調整をしてくれる所もあります。
しかし私個人としては数千円の作業料払ってやるほどのメンテではないと感じます。
作業料を支払うなら、バランス調整ではなくて、
その前作業で必須となる「振れ取り」をきっちりやってもらいましょう。
バランス調整は自分で簡単にできます。
振れ取りのような精度も必要ないと思います。
 

方法

振れ取りを済ませたホイールにタイヤを取り付けます。
今回使用したタイヤはContinental「GP Force Comp」の24mmです。
そして、スタンドなどにホイールを固定します。
すると一番重い箇所が下にきます。
その反対側(セットした状態の一番上)にウェイトを取り付けます。
ウェイトは、ゴルフクラブのバランス調整用の鉛板がお勧めです。


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大抵の場合はタイヤのバルブの反対側にウェイトを貼る形になります。

バランスが取れると、
バルブの位置をどこにしても、回転しなくなります。
しかし、時々、
今度は別の箇所が下に来る場合があるので、
適宜、重い箇所の反対側にウェイトを貼っていきます。

今回は、バルブの反対側にウェイトを貼り付けただけで
概ねバランスが取れました。

「概ね」でOKです。
0.1グラム単位でこだわり出すとドツボにはまります。
 

重量、空力、バランス、何を取るか

今回のバランス調整では
前輪に17グラム、後輪に16グラムの鉛板を張り付けました。

参考までに、CLX50チューブラーホイールの重量を記載すると、
実測値で、前輪511グラム、後輪(スプロケ込み)881グラムです。

ウェイトを貼り付けたことにより、
重量が増し、ホイールの空気抵抗も増えることになります。

これを良しとするか、
それとも、嫌うか、
人それぞれの考え方があると思います。

私の場合は、やはり、
バランスは取っておきたい衝動に駆られちゃいますね。
タイヤ交換時はセットでバランス調整までやります。

バランス悪くてグワングワン言わせている時と、
バランス取った後では、ホイールの空転時間が明らかに変わります。
だから何だ、と言われればそれまでです。
誤差の範囲かもしれないし、そうじゃないかもしれない、
BBやプーリーにおいて、純正かセラミックか、の議論にも似てるところがあります。
どちらが正解っていうレベルのメンテではないので、
余力があったらやってみてください。

とりとめなく、グダグダになりましたが本日は以上です。


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