21年間のトライアスロン生活の中で、
トライアスロンを取り巻く常識も変わってきた。
練習方法や機材のチョイスは日々刻々変わっている。
去年の常識が今年の非常識に、なんてこともあるのだ。

最近、個人的に「まいったなぁ」と思う第1位はタイヤ。
私が始めた当時は、今と反対で、
(少なくともトライアスロン界では)
チューブラータイヤが圧倒的に優勢だった。
クリンチャータイヤは少数派。
チューブレスなんて誕生もしていなかった(と思う)。

今ではチューブラータイヤは
私のような、ロートルののトライアスリートの一部が使うだけで
絶滅危惧種になってしまっている。

21年前に始めてロードバイクを買った時に、
トライアスロンやるなら、ってことで、
当然のようにチューブラータイヤとホイールを勧められ装着した。
ロルフ(Rolf)のアルミホイールにヴィットリア(vittoria)タイヤだった。
始めて佐渡Aタイプで年代別優勝したときの組み合わせだ。

その後、お金貯めて、決戦用カーボンタイヤを買った。
ボントレガー(Bontrager)のホイールにコンチネンタル(Continental)タイヤ。

半日で空気圧が1barも下がるタイヤが多い中、
コンチネンタルのタイヤは空気抜けが、ほぼゼロなので
レース時間が長いトライアスロンに向いている。

コンチネンタル コンペティション チューブラータイヤ

チューブラータイヤは
転がり抵抗が高い、とか
交換が面倒、
とか言われる。
敬遠される大きな理由はこの2つだろう。
 
確かに、実験で数値を取れば
クリンチャーより転がりが悪いんだろう。
でも、転がり抵抗なんて、
空気圧0.1barで変わるもんだ。
タイヤに転がり抵抗を求める前に、
路面や体重にあった適正な空気圧を追求するべきだろう。

交換だって、
慣れてしまえば、チョチョイのチョイ。
クリンチャーよりむしろ早く交換できる。
ベリッと剥がして貼るだけだから。

それに、チューブラーはね、軽いのだよ・・・(と呟いてみる)。

・・・などと、擁護してみても、
もう、メーカーがフェードアウト気味なチューブラータイヤ。
風前の灯火である。
プロ選手の中で、チューブラーを使う選手がいるから
かろうじて生き残っているだけで、
プロが誰も使わなくなったときが
チューブラータイヤがなくなる時なんだろう。
 
「まいったなぁ」と思う第2位は、ディスクブレーキ。
これも時代の流れ、というか、メーカーの戦略かな。
タイヤには、やれ転がり抵抗だの、やれ軽量化だの、やれ空気抵抗だのと言うくせに、
重量も空気抵抗も増えて、メンテナンス性もどうなんだ?というディスクブレーキを
なぜこんなに普及させたがるのか。
まったくもって分からんのだけど、
事実、どんどんリムブレーキが駆逐されていってる。

これから出るフレームはほとんどディスクブレーキ取り付け可というものだろう。
まぁ、それでも、安価なモデルや、シティライド用のバイクでは
リムブレーキの需要はあるだろうから、
しばらくはなくなったりはしないんだろうけど、
いずれはなくなるのかな。
 
こうなると、次に買うバイクは
ディスクブレーキ仕様、
チューブレスタイヤ対応リム
だなぁ。


信頼の日本製 IRC フォーミュラ プロ チューブレスタイヤ ブラック

 
 

今回は以上です!
はちゃの!

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