こんにちは。チバナです。
私は一般のロードバイクと、
トライアスロン用のTTバイクを乗り分けていますが、
それぞれのバイクでイディングポジションを出す際、
基本的には、人間(つまり自分)は同じ体勢を維持しつつ、
ハンドルやサドルなどの角度だけを変えることを考えてきました。
↓(へたな)絵で説明するとこんな感じです。↓
シートポストが後継しているロードバイク。
シートポストが立っているTTバイク。
シートポストの角度は、
ロードバイクで73度前後、
TTバイクだと78度前後が多いと思います。
次に人が乗っている図です。
まず、ロードバイクに乗っているところ。
ポジションの基本をハンドル上にするか、
やや下にするか、という問題もあるのですが、
ここではハンドル上を基準にします。
そしてTTバイクに乗っているところです。
DHポジションを基準にします。
肘より先が分かれている絵なので、お気づきかと思いますが、
これら2種類のバイクのポジションは一見違ってるように見えて、
実はライダーの体勢としては同じです。
ロードバイクのポジションのまま体勢を変えずに
前方へ回転させるとTTバイクのポジションになる、
このように考えてきました。
私自身も、トライアスロンを始めた頃に
先輩から教わったり、本から得た知識を
実践してきました。
現在も基本的な考えとしては変わっていません。
[関連記事]
→【質問回答】ロードバイクでDHポジションを取ると呼吸が苦しいです。
しかし、
少しずつ違った練習をしたほうが
脳内で学習の「再統合」(reconsolidation)が行われ、活性化するため
技能習得が早くなるという研究結果を知り、
「そこまでこだわらなくても良いのは・・」
と思うようになりました。
[関連記事]
→バイクポジションをミリ単位でこだわると、むしろ上達を阻害する!?という話
バイクポジションではサドルの高さが数ミリ違うだけで
違和感を感じるのは私だけではないでしょう。
しかし、あえて、その違和感を感じたまま練習すると、
スキルアップするスピードが早くなる可能性もあるのです。
「練習時はベストから少し外したポジション練習も有効です。」
最近ではこんなアドバイスをしています。
ロードバイク、TTバイクそれぞれ違ったポジションでも
乗る頻度をそろえれば、相乗効果で上手くなるかもしれません。
(練習するバイクをローテーションするとか)
また、クランク長が違うバイクに乗るのも、
ペダリングスキル向上に繋がるかもしれませんね。
自分の最適ポジションは把握しておいて損はないですが、
もしかしたら、少しずつ違うポジションで練習を重ねるうちに、
今までベストと思ていたポジションよりも、
速く走れるポジションが見つかるかもしれません。
ということで、今シーズン、私は、
サドルやハンドルの位置を、周期的に変えて
1つのポジションに落ち着かない練習をやってみようかとも思っています。
※
そもそも、ロードバイクとTTバイクとでは、
乗ってる人間の体勢は同じものの、
前傾の角度が違うことにより、ペダリングの入力点が微妙に違い、
乗り味も変わります。
したがって、ロードバイクとTTバイクを日替わりで乗るだけでも、
「再統合」の恩恵を受けられると考えています。
今回の記事は、バイクポジションにフォーカスしてお話しましたが
これは、ランニングや、野球、サッカーなどスポーツ全般、
それだけではなく、音楽などにも応用できます。
今日もお越しいただきありがとうございます。
暖かくなってきてはいますが、まだうちの周りに
バイカーの姿は見ません。
凍結防止の塩で道路が真っ白なので。
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今回は以上です!
はちゃの!