チバナチバナ

こんにちは!
新潟はようやく外でバイクに乗れる季節になりました。

冬でも暖かく天候が安定している地域のライダーさんは
通年でガンガン乗って、日常的にバイクメンテをしているでしょうから
あまり関係ない話かもしれませんが、
私の住む新潟のような、日本海側の地域や、
北国にお住まいのアスリートさんの中には、
冬はインドア練習メインで
春に近づく3月辺りに、屋外での実走を始めるという人も多いでしょう。
かくいう私も、先日、今年初ライドをしました。
今年は暖冬でしたが、日当たりの悪い場所はまだたくさんの雪が残っています。
路面が濡れていたり、舗装が傷んでいたりしているところも多いですし、
バイク自体に不具合がないか、確かめながら
慎重な初ライドとなりました。
 

特に、私のバイクは2005年モデルで、年季が入っていますので、
実走前に入念にチェックしています。
(もちろん、新しいバイクでもチェックは必要ですが)

今回は、特に、久しぶりにバイクに乗る時に
点検しておきたい箇所をピックアップしてみます。

ネジの緩みはないかチェック

バイクを長期間放置しておくと、
各所のネジ(ビス)が自然に緩んできます。
「乗っていないから緩むわけないよね」と思いがちですが、
これがけっこう緩んでることが多いのです。
久しぶりに乗る時にはまず、ネジの締め直しをしましょう。

※年季の入ったバイクの写真なので、パーツが古めかしいのですがご容赦を。

【共通事項】どれくらいの力でネジを締めれば良いのか

自転車パーツのネジの締め込みには、
推奨される締め付けトルクがあります。
パーツに「○○Nm」と表示されている事が多いです。
Nmはニュートンメートルというトルクの単位のことです。

写真のパーツには7-8nmと表示されています。
これが推奨値で、これより緩いとぐらつきの原因となりますし、
強すぎるとパーツ破損の原因となります。
 
推奨値の通りに正確に締め付けるには、トルクレンチという工具が必要です。
自転車整備に欠かせない工具なので、持っておいて損はないでしょう。

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トルクレンチは便利だけれど

上述のように、トルクレンチは持っていて損はない工具です。
しかし、私は、日常の整備において、
トルクレンチはほとんど使いません。
ここからは「自己責任で」ということになりますが、
長いこと自転車をいじっていると、
ネジの締め付けトルクは、手になじんだ感覚でだいたい分かるようになります。
トルクレンチと寸分違わぬ正確さとはいきませんが、
自分の感覚でネジを締めて不具合は生じていません。
(昔は締めすぎて、カーボンパーツを割ってしまったりしましたが)

遠征などで航空輸送などをするようになると、
バイクを、バラし→梱包→輸送→現地で組み立て、ということの繰り返しになります。
航空機の荷物の重量制限や、保安検査の基準が年々厳しくなり、
工具の携行などは必要最低限にする必要があります。
また、ロングのトライアスロンなどでは
バイクトラブルの際に使用する携帯工具を車載しますが、
レース中にトラブった時に、トルクレンチなど使ってはいられません。
このようなことから私は、トルクレンチに頼らない「感覚」を磨くのも必要だと考えます。

ステムまわり

タイヤバーストや、ホイールの破損と同様に、
走行中に起きたら、転倒の危険性が高いのが、
ハンドルポジションの急変です。
ハンドルが突然、ガコンっと下を向いてしまったり、
左右にハンドルを回しても、タイヤの向きが連動してくれなかったり、
考えただけでも怖いですね。
転倒、落車したら、大けが、最悪の場合、命に関わりますので
きちんと点検をしておきましょう。

ステムとハンドルの連結部分

ここが緩むと、ハンドルに体重を乗せた時に、
お辞儀するように下向きになってしまうことがあります。
このパーツは「ステム」と言います。
写真は4本のネジでハンドルを固定するタイプですが、
2本ネジのものあります。
全てのネジを均等に締め込むのがポイントです。

ステムとフォークコラムの連結部分

ステムの手前側の部分と前輪の軸(フォークコラム)を繋ぐ部分です。
フォークコラム上部に1本(①)、ステム根もとに2本(②)のネジがあります。
まず、①のネジを軽く締めます。そして、②のネジを均等に締めます。
これらのネジはあまり強く締めすぎると、パーツ破損しやすいので、
やり過ぎないように慎重に。

サドル周り

サドル周りもきちんと締め直します。
サドル周りのネジが緩んで、
仮に、サドルが多少、動いたとしても、
ハンドル周りほど転倒の危険が高いわけではありませんが、
出先でサドルポジションが変わってしまうと、
特にミリ単位でサドル位置にこだわる人などは
気分が沈んで楽しくなくなってしまいます。

シートレール連結部分

サドルを固定するパーツはバイクのモデルによって
様々な形状のものがあります。
写真は一例です。
サドルには体重がもろに乗りますから、
締め付けトルクも高めになっています。
ここが緩むとサドル座面の角度や前後位置が変わってしまいます。

シートポスト固定部分

サドルとフレームを繋ぐ支柱の部分(シートポスト)を固定するネジです。
これが緩むと、突然、ガコンっとサドルが沈んで
めちゃくちゃ焦りますので、しっかりと締めておきましょう。
こちらも体重がかかるパーツですので
推奨締め付けトルクは大きめになっているはずです。
素材がアルミなどの金属パーツであれば、
少しくらい強めに締めても問題ないのですが、
カーボン製パーツの場合は、強く締めすぎると、
パーツ自体がパキッと割れてしまうことがあります。
かといって、緩すぎるとサドルが落ちるし・・・
そんな時は、カーボン滑り止め用グリスをシートポストと
フレームが接する部分に塗ると良いですよ。

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ブレーキ周り

ブレーキは非常に重要なパーツです。
整備不良でブレーキがきかなかったら・・・
想像しただけで怖いですね。
命を守る保安部品なのでしっかり点検しておきましょう。

ブレーキはネジの緩みだけでなく、
握った時にきちんと動くかもチェックします。

引きしろ

ブレーキを強く握ったときに
ハンドルにぶつからないかチェックします。
決まりはないですが、
フルブレーキをかけた時に、
ブレキーレバーとハンドルが1cm程度離れているのが私の好みです。

ワイヤー留め部分

ワイヤーを留めておくパーツのネジが緩むと、
ブレーキをかけた際にワイヤーがすっぽ抜けて、
ブレーキング不能になってしまいます。
緩んでいないかをチェックします。

ブレーキシュー固定部分

ブレーキシューはブレーキの肝と言えるパーツです。
ここがホイールを挟んでブレーキがかかります。
ネジの緩みのチェックに加え、
ブレーキレバーを握った時にホイールをきちんと挟むかを確認します。

ブレーキ本体固定部分

意外と忘れがちなのがブレーキ本体を固定するネジのチェックです。
これも、いくつかの取り付け方式があります。
最近多くなってきたディスクブレーキは、
フォーク部分に取り付けてありますが、
本体をしっかり固定するというのは基本的に同じです。
本体の取り付けが甘くてブレーキ全体ががたつくと
とても危険ですので必ずチェックしましょう。

↓前ブレーキはフォーク裏から

↓後ろの一例。
ダイレクトマウントや油圧式など、
タイプによって取り付け方法は異なります。

クイックレバー(ホイール取り付け)

クイックレバーが緩んでタイヤが外れる、
なんてことはめったに起きませんが、
大きな力が加わる部分ですので、
しっかりしまっているかチェックしましょう。

ボトルケージ

ボトルケージを取り付けるネジも見落としがちです。
これが緩んでいたからと言って、即落車とはなりにくいのですが、
緩んだままドリンクボトルの抜き差しを繰り返すと、
ネジ穴がバカになってしまうこともありますし、
塩分を含んだドリンクが隙間から入り込み、
ネジ穴を錆びさせてしまう原因になります。

変速機周り

変速機に不備があると、快適に走行できません。
とても大事な部分ですが、
メンテナンスの難易度が少し上がるので
自信のない方はバイクプロショップでやってもらうことをおすすめします。

本体固定

変速機本体の取り付けが甘くなっていないかチェックします。
遠征でディレーラーを取り外して梱包したことがある人は、
特によくチェックしましょう。

↓フロント

↓リア

ワイヤー留めパーツ

今では多くの人が電動変速機を使用していますが、
もし、ワイヤー式の変速機を使用しているなら、
ブレーキと同じように、ワイヤーを留めるネジを締め直しておきましょう。

変速チェック&注油

チェーンの潤滑はしっかりできているでしょうか。
オイルが切れていたり、逆に古いオイルで黒く汚れていたりしていませんか?
チェーンをクリーニング・注油し、
スムーズに変速ができるよう調整しておきましょう。
オイル切れの他、チェーンが伸びていても上手く変速できません。
これも即落車に結びつく事項ではありませんが、
快適なライディングには欠かせないメンテナンスです。
もしも、ご自分で変速調整やチェーンのチェックが難しいと感じたら、
ショップで点検してもらうことをオススメします。

[関連記事]
→チェーンチェッカー買うくらいならノギスを買うべし。100倍便利なので。

チェーンの潤滑には「ベルハンマー」がオススメです。
一般工業やオートバイにも使われる
ハイレベルの潤滑性能はやみつきになります!

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DH(エアロ)バー

トライアスロンバイクなど、限定的になりますが、
DHバーを取り付けている場合は、
固定部分のネジの緩みをチェックしましょう。
DHポジションでは咄嗟のブレーキングが困難ですし、
走行中に動かないよう、確実に固定しておきます。
バーの取り付け部分のほか、
アームレスト(肘を乗せる部分)もチェックしましょう。

その他の安全装備

ベル

意外に知られていませんが、
自転車へのベル(警音器)の取り付けは法定義務です。
ロードバイクには取り付けていない人も多いですが、
事故の際など、不利な状況に追い込まれないように
ベルを取り付ける事をオススメします。

[関連記事]
→ロードバイクもベル(警音器)取り付けは法定義務なんやで

knog(ノグ)「Oi(オイ)」など、
スリムでロードバイクに取り付けても目立たないベルがあります。


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ライト

ライト装備は法定義務でこそないようですが、
朝夕、夜間、トンネル通過をするなら、必要な装備です。
「暗い時間帯には乗らないよ」という人でも、
トンネル通過の場面はあるかもしれませんので、
前照灯と、後尾灯(または反射板)を取り付ける事をオススメします。
そして、取り付けた場合は
バッテリー切れを起こさないようにこまめに充電しましょう。

保険に加入しましょう

ロードバイクは、原付バイク並みの速度で走りますので
大きな危険を伴うスポーツです。
万が一、事故を起こしてしまった際に、
自身の怪我や、相手方に対しての補償額など、
多額の出費が必要になる場合があります。
いざというときに備えて保険に加入しておきましょう。
JTU(日本トライアスロン連合)の会員であれば、
トライスロン保険への加入が手っ取り早くてオススメです。
スイム、バイク、ランの練習中やレース中はもちろん、
日常生活も24時間補償されます。

[JTUサイト]
→http://www.jtu.or.jp/insurance/index_individual.html

また、各保険会社でサイクリスト向け保険がありますので、
加入を強く推奨します。

→楽天の保険比較サイト

最後に

いよいよ、春になり、
本格的なトライアスロンシーズンの幕開けです。
暖かくなると、気持ちもアクティブになりますので、
外へ走りに行きたくてウズウズするものです。
気持ちだけが先走って、思わぬトラブルに遭わないように、
入念な準備をしてから出かけてください。

今回は以上です!
はちゃの!

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