こんにちは。
この時期になると、夏に向けてダイエットを
急に始める人も増えて、
また、そういう人たちをカモ対象にした
サービスや製品なども多く目にするようになりました。

何度も言っていますが、
運動をしないで「健康的に」痩せるなんて事は、
生物として不可能なのであって、
偏食、カロリー制限、サプリなどのダイエット法は無理ゲーです。

ミイラのように痩せるとか、
見た目は細いけど、中身はぷよぷよの脂肪人間、だとか、
そういう痩せ方でも良いなら、
運動なしで、食べる量減らすだけで可能なんでしょうが、
見た目が老けるし、体に負担かけて寿命減らすし、
高確率でリバウンドをして、ますます痩せにくい体質になっていきます。

なので、人間の「ラクをしたい」心理につけ込んだ
変なダイエット商法にお金を払うなら、
自分の体を動かすために投資をした方が10億倍、建設的です。

どんな運動(スポーツ)をしたらよいのか

痩せるのが目的かどうかは別としても、
生物である人間が健康に生きるために、
運動の必要性は言うまでもありません。

今日は、大人になってから、ゼロから始めるとして、
どんな運動(スポーツ)がオススメなのか、
という事について考えてみたいと思います。

基本的には、どんなスポーツでも、体を動かすので
健康作りの観点で言えば、しないよりはずっと良いです。
しかし、種目によって特性が違い、中には危険を伴うものもあるので注意が必要です。

仲間とワイワイやりたいなら集団競技

スポーツは多少なりとも身体に疲れと苦痛をもたらすものです。
特に最初は、心肺機能も弱いですし、筋力も伴っていないので、
「辛い」と感じることがあるかもしれません。

そんな中でも、仲の良い友達と一緒にできるスポーツなら楽しいものです。
初心者でも手軽に利用できる施設やスクールが多いのは、
●テニス
●ゴルフ
●バレーボール(ママさんバレーなど)
●サッカー・フットサル
などでしょうか。
こういったスポーツは、ゲームとして楽しむ事もできるため、
あまり辛さを感じることなく打ち込めるかもしれません。
(もちろん、目指すものの大きさによって違いますが)

こういった集団スポーツの長所は
●ゲーム感覚で楽しめる。
●仲間とふれあい。人脈拡大
です。

ゲーム感覚で楽しめるので、一気にのめり込んでいく人も多いですし、
自身の仕事や生活の中では、なかなか知り合う機会のないような
さまざまな分野で活躍をされている人たちと仲間になることができます。
社会人は、損得勘定や縦の繋がりで人付き合いをすることが多いですが
スポーツを通じて職種や地位、立場を超え、横の繋がりが増えることが醍醐味です。

短所としては
●人のスケジュールに合わせなければならない(自分のペースでやれない)。
●ダイエット目的、競技志向など、個人個人の目的の度合いにより、足並みがそろわない可能性も。
●内向的な人には向かない。
●施設を借りたり、スクール受講にお金がかかる。

などが考えられます。
ある程度の強制力や義務感で動いている学生時代の部活動と違い、
大人は自由なので、考え方や、目指しているゴール地点が、自分に合っていないと思えば
すぐに参加することをやめてしまいます。
仕事ではなく、嫌な思いをしてまで付き合う必要のない人間関係ですので
いつでもやめることができるのです。
煩わしい人付き合いが苦手という人には集団スポーツは向かないでしょう。

1人で打ち込むのが好きなら個人競技

内向的な人、
もしくは、
仕事以外では煩わしい人付き合いは避けたい、というタイプの人には
集団競技は向いていません。
個人で黙々とできる種目である
●筋トレ
●水泳
●ランニング
●ウォーキング
●スポーツクライミング

などがオススメです。
(私はこっち派です)

長所はなんと言っても
●マイペースできる。指図されない。
につきます。
また、水泳やスポーツクライミングなど、場合によっては
▲施設利用料がかかる。
ということもあります。

が、なんと言っても
人間関係によるストレスなく取り組むことができます。

早朝、少し早起きして、河川敷を30分ほどウォーキングやジョギングをするだけで
頭がシャキッとして、日中の集中力が増しますし、
周囲の景色や植物、昆虫などに目を向けると、
せかせかした日常では気づかなかった発見があるなど、
案外楽しいものです。

個人種目の短所は
●飽きやすい。続けるには意思力が必要。
●指導者やアドバイスをくれる人がいないので無理して怪我しやすい。

です。
例えば、ランニングという運動は、単純な運動のようでいて
実はかなり怪我のリスクが高いもので、
特に筋力が伴っていない初心者が、関節炎、足底腱膜炎、鵞足炎などの
怪我をされる事例はかなり多いです。
怪我をしては元も子もないので、しっかりした計画作り、
経験者のアドバイスが必要でしょう。

ダイエット目的なら個人種目が手っ取り早い

単純にシェイプアップが目的ならば
個人種目が手っ取り早いでしょう。
毎日、適度な筋トレと有酸素運動の習慣付けで
充分にキレイな体になることができます。
「適度」というのは個人差があるので
やはり、経験者のアドバイスを受けるなどが必要となりますが。
 
[関連記事]
【ダイエット・スポーツ・勉強】高いモチベーションなんていらない。必要なのは○○だけ。

注意すべき種目もある

体力・筋力・技術のない人が挑戦するスポーツとして
注意すべき種目もあります。

遭難の危険があるスポーツ

●登山
●トレイルランニング
●ボート
●フィッシング

など、自然を相手にするスポーツは、
軽装備や天候の読み違いなどが原因で
命に関わる事故に繋がることもあります。
登山やフィッシングなどは手軽にできるものですが、
経験者やガイドさんにアドバイスを受けながらやってください。
(私はフィッシング大好きです)

体のぶつかり合いのあるスポーツ

●ラグビー
●アメフト
●サッカー
●バスケットボール
●格闘技
など。

大人になって、ラグビーやアメフトを始める人は少数だと思いますが、
サッカー(フットサル)やバスケットボールは
地域スポーツ団体でも定番種目です。
その気があれば、気軽に始めることができるスポーツなのですが、
競技そのものは(意図せずとも)体のぶつかり合いがあり、
怪我のリスクが高くなります。
ルールをまもり、適正な動きを習得することで防止することができます。
相手に怪我をさせることもありますので、
所属団体やチームがきちんと保険に加入しているかを確かめることも必要でしょう。

体の片側を多用するスポーツ

●テニス
●ゴルフ
●卓球
●バドミントン
など。

ボールを打ち返すスポーツに多いですが、
利き手の使用率が非常に高いです。
体の片側を使い続けることで、左右の筋力や柔軟性のバランスがくずれ、
腰痛や肩こりなどの原因となります。
正しいフォームで行うことはもちろんのこと、
練習前後のケアがとても大切です。

手軽に始められる種目が多いだけに注意が必要です。
 

最後に

人間が電気と石油に頼らない暮らしをしていた頃の生活を実践すれば、
必要とされる運動量を余裕でクリアするそうです。
日本の庶民の暮らしで言えば昭和初期(戦前)頃まででしょうか。
つまり、炊事、洗濯、掃除、移動をマシンに頼らずに行うことで
知らず知らずのうちにエクササイズになっていたのです。

現代人にその暮らしに戻れというのは無理な話ですが、
その頃の暮らしを想像するのは可能です。
家事を電気に頼らずにやるとしたら、
薪割りして、ホウキで床を掃いて、ぞうきんがけして、
洗濯板でゴシゴシ服を洗って、農作業に、徒歩移動。

スポーツ競技のようなハードな動きではないけど、
常に体を動かしていたと想像できるでしょう。
昔の暮らしを想像して、今の自分と比べ、
真似できる部分は真似してみて、
どうしても無理な部分(日中は座り仕事で、運動は無理とか)は
余暇のスポーツで補うというスタイルが良いのではないでしょうか。

私は、今までは日中の仕事を椅子に座ってやっていましたが
ステンディングデスク(立ち机)に変え、
最近は、ほぼ一日中、立って仕事をしています。

もちろん、環境的にそれは無理、という人も多いでしょうから、
皆さんにお勧めするわけではありませんが、

エレベーターを使わないとか、電車でつま先立ちするとか、
工夫次第で運動量は増やせます。

意気込んで新しいスポーツをはじめるよりも、
普段の小さな運動習慣の積み重ねのほうが
もしかしたら効果的な健康法かもしれません。

夏までに理想的な体になるかどうかは別としても、
運動習慣を身につけることで確実に体は変わっていきます。
無理のない範囲で是非、運動を始めてみてください。


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今回は以上です!
はちゃの!

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