マルトデキストリン（粉飴）の話｜走るデブのブログ　～釣りと写真とトライアスロンと～

4月30日

今日は何の日

国際ジャズデー
図書館記念日
ヴァルプルギスの夜
学力鑑定士の日
しみゼロの日
常盤貴子の誕生日
富澤たけしの誕生日

マルトデキストリンの話

H+Bライフサイエンス製が爆値上げ

運動中のエネルギー補給には、
昔は、カーボショッツだのパワージェルだのというのを食べて（飲んで）いました。
コンパクトサイズのパックで、レース中にウェアのポケット等にいくつか携帯するのには良いのですが、
1パック100キロカロリー前後で250円くらいで、
普段の練習でほいほい食べられる価格ではありませんでした。
それに凄く甘い味付けだったりしてマズすぎるという欠点もありました。

そこで、そういう製品の原材料の「マルトデキストリン」を買い始めました。
おぼろげな記憶で、正確ではないかもしれないのですが、
10年くらい前は1kgで2,000円程度の製品しかありませんでした。
（探せばあったのかもしれませんが・・・）

そこに燦然と現れたのが、
H+Bライフサイエンスというメーカーの「粉飴」です。
最初は、介護・医療分野をターゲットにした製品だったと（曖昧ですが）記憶しています。
1kgで700円台という安価な製品でした。
給水ドリンクに適宜溶かして飲みますが、
あまり値段のことを気にせずにたっぷり使えるのが嬉しい製品でした。

マルトデキストリンなんて、澱粉が原料なので、
そんな高価な物ではないはずで、スポーツサプリメーカーがブランド料を上乗せして
高く売ってるだけなんだと推測します。

H+Bライフサイエンス粉飴顆粒 1ｋｇ

※※※※※※
後で知ったことですが、
でん粉の加水分解の程度を表す指標としてDE値という指標があり、
澱粉がDE0で、DEが100に近いほど単糖のグルコースの状態に近く分子量が小さくなります。

マルトデキストリン：DE 20以下
粉飴：DE 20～35

つまりマルトデキストリンよりも粉飴のほうが分子量が小さいため、溶解性が高いということです。
アスリート向けのマルトデキストリンは時々水に溶けにくくダマになりやすいのは、
粉飴よりも溶解性が低いからでしょう。
当然、腸内での吸収も粉飴の方が早いです。
もちろん、スポーツの場においては、吸収が早ければ良いと言うわけではなく、一長一短あります。

参考：独立行政法人農畜産業振興機構（alic）
https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_001658.html
※※※※※※

おそらく、多くのアスリートが「粉飴」に目を付けて買い求めたのでしょう。
H+Bライフサイエンスはアスリート向けの商品展開をするようになりました。
まぁ、それは企業活動としては当然の流れなんでしょうけど、
アスリート向け「粉飴」は1kgで、従来品より少し高めの設定でした。
私としては、さほどこだわりがなく、安い方がいいな、ということで、
従来品を買い続けていました。

しかし、原材料の高騰か、足下を見られているのか、
従来品もジワジワと値上がりします。
私が初めて買った2016年～2018年は1kgパックで700円台だったのが、
2019年に800円台、
2020年に900円台、
そして、
2021年4月現在、1,445円となっています。
（2021年4月30日・Amazon）

ほぼ2倍の価格になってしまいました。
（3パックセット販売などは1パックあたり1,100円台で購入可）

いくら何でも値上がり幅が大きすぎるので、一時的な事なのかもしれませんが、
貧乏な私は、高級品になってしまったH+Bライフサイエンス製を買うのをやめました。

今回初めて買ってみたのが、
ニチガ（日本ガーリック(株)・群馬県）のメーカーの製品です。

マルトデキストリン
1.5kgパック→1,480円
3kgパック→2,230円
3kg×3パック→4,090円

という価格（2021年4月30日･Amazon）です。

マルトデキストリン 3ｋｇ国内製造品 maltodextrin NICHIGA(ニチガ)
［Amazon.co.jpで探す］
［楽天市場で探す］