連日、コロナの感染者が3,000人を超える新潟県ですが、
去年までと違って、夏祭りなどのイベントは制限付きながらも開催されています。
 
佐渡トライアスロンも開催されるようです。
あと10日、少しずつ遠征の準備を始めています。
 

ウエーブリベリオンで走ります。

ランで履くシューズはミズノのウエーブリベリオンにしようと思っています。
自身初の厚底シューズです。
最新の機能が詰まったシューズですが、
せっかく買ったのでレースで使わないともったいない、というのが本音。

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決定に至った経緯

何足かあるシューズで、どれを使うか迷い、最終的にリベリオンに至った経緯です。
どうでも良い話なので読み飛ばしていただいてOKです。
 
私の手持ちのランニングシューズは6足。
 
1 アシックス ライトレーサー
2 アシックス スカイセンサーJAPAN(オーダー・スリムタイプ)
3 ミズノ ウエーブエンペラーJAPAN
4 ミズノ ウエーブエンペラーJAPAN(オーダー・スリム・スポンジソール)
5 ミズノ ウエーブエンペラー3 
6 ミズノ ウエーブリベリオン

まず、1は完全ジョグシューズなので除外。
次に、3はトライアスロンに使うには硬すぎるので除外。
そして、4は冬場の練習用に買ったシューズで0.5cm大きいサイズなので除外
(冬は厚いソックスなので大きめシューズ)
そして候補に残ったのが
 
●アシックス スカイセンサーJAPAN(オーダー・スリムタイプ)

 
●ミズノ ウエーブエンペラー3

 
●ミズノ ウエーブリベリオン

 
の3足です。
 

 
どれも良いレーシングシューズですが、
特徴がぜんぜん違います。
 
今回のトライアスロンは佐渡Bタイプでバイク108km→ラン21kmです。
Aタイプの190km→42kmなら間違いなくスカイセンサーJAPANを選びますが、
今回はハーフの距離なので、もう少しスピード重視で
ウエーブエンペラーか、と思ったのですが、
このシューズ、かなりくたびれてきています。
ミズノのX10というゴム素材の耐久性が図抜けているのでソール部分はまだまだいけそうなのですが、
アッパーのへたりが出てきてまして・・
それでも充分なホールド感と安定感を感じます。

 
実はスカイセンサーもかなり減っています。

 
そこにきて、
最近、衝動買いしたウエーブリベリオンです。
厚底シューズのカテゴリに入るシューズです。
カーボンプレートが入っているようなエリートモデルではないものの、
新素材のミズノエナジーライト搭載の機能性シューズです。
せっかく買ったので、くたびれたウエーブエンペラーよりも
新品の厚底シューズを履いてみたいと思うのが自然の流れ。
ということで、リベリオンを使うことにしました。

ウエーブリベリオンに感じた事

このシューズ、発売から既に1年経っているので、
いろんな所にレビュー記事や動画が出ています。
今さらな感じもありますが、
人生初めての厚底シューズを履いて感じた事を簡単に記しておこうと思います。
 

思ったよりも甲周りのサポートが良い

最近のシューズによく見られる、甲全体をメッシュでスポッと覆うような構造。
従来のシューズのような横振れを防ぐ補強用の縦帯などはありません。
それでも履いてみるとカチッと足を支えてくれてブレをあまり感じません。
ただ、全くぶれないというわけでありません。
私の足は細身でウイズ(ワイズ)D~Eの辺りです。
なので標準のEE(2E)サイズの幅のシューズだと若干横振れが出るのです。
標準サイズの足幅の人なら、きちんと支えてくれるシューズでしょう。
また、靴紐は樹脂素材です。
よく使われる綿素材と違い伸縮性がかなりあります。
ゴム紐、とまではいかないまでも、かなり伸びます。
従来のレーシングシューズは甲周りの補強帯があり、紐をしっかりと結ぶことで安定感を出していましたが、
このシューズは補強帯もなく、紐は伸びて、それなのに安定感を感じます。
最近のシューズ作りの技術はすごいな、と感じさせられました。
そういえば、最近のミズノのシューズにはスリムタイプのラインナップがなくなりましたが、
どんな足幅でもフィットさせる新しいアッパー作りができるようになったからなのでしょうね。
 

硬さは感じない

硬さは
ウエーブエンペラー3 > ウエーブリベリオン > スカイセンサーJAPAN
 
ウエブエンペラー3よりやや硬いけど、スカイセンサーほど柔らかくないという感じです。
前方向に転がるようなソール形状とミズノエナジーの反発力で
モッサリ感は全く感じません。
接地から、ぐっと蹴り出すときには、ウエーブエンペラーよりも軽く感じるくらいです。
 

全面にG3ソール

かかと~つま先までG3ソール(立体的な突起)が配置されて
蹴り出すたびに、ガリッガリッと地面をグリップします。
どんな路面にも対応するグリップ力を実感しました。
特に、砂や落ち葉などが多めの路面には強いです。

ただ、個人的には、
乾いた綺麗な舗装路面ならスカイセンサーのようなスポンジラバーのグリップが
最強だと思っているので、G3ソールだからと言って心躍るようなものでもありません。
かかと部は従来のようなX10素材でも良いかな、とも思います。
 

おっさん走りに合うかも

エリート向けのフラグシップシューズのように
バインバインと跳ねる系のシューズではないです。
どちらかというと私のように、高く跳ねず、
小股でひたひた走る人こそ履いて欲しいと思えるシューズです。
シューズの謳い文句としては、
癖がなくて、かかと着地にもつま先着地にも対応できるらしいですが、
中足からつま先着地で小股でちょこちょこ走った時のほうが、
シューズの転がり間を感じました。
ただ、シューズに走らされているような感覚なので
自然と体幹がぶれてのけぞってくる危険もあります。
坂道下るときに自然に後ろに体重が傾くみたいな・・・
なので、体幹を意識して軸の傾きを保たないと、かえってスピードダウンしてしまいそうです。
 

ウェット性能は良い

トライアスロンのランは夏のスポーツ。
(個人差はあれど)よほどの低温時でなければ体に水をかけたりしながら走ります。
つまり、ほとんどの場合が靴が濡れた状態で走るということです。
排水性能が悪くて、いつまでもグチュグチュグチュグチュと言わせながら
走らなければならないようなシューズは、乾燥重量がいくら軽くてもダメです。
水を含んで何十グラムも重くなり、走りにくいです。
  
ウエーブリベリオンにも試しに、たっぷり水をかけて走ってみました。
排水性能はかなり良いです。
200m程走るうちに排水されてグチュグチュ感はなくなりました。
排水がダメなシューズは1km走ってもまだグチュグチュしてるのもあります。
この排水性能ならトライアスロンに問題なく使えます。
 

ただし、このインソールは・・・

カタログ上、ウエーブリベリオンのインソール(中敷き)は「取り外し不可」となっています。
  
<カタログから抜粋>

   
かつてのウエーブスペーサーGL、ウエーブサブスリー、現在のウエーブエンペラーJPなど、
ミズノの上位モデルはインソールがシューズ底に貼り付けてあって、
取り外しができないモデルが多いです。
ウエーブリベリオンもそういうインソールなんだろうと思っていました・・・・が、
ウェットコンディションでの試走の後、シューズを軽く洗っていたところ、
普通にぺらっと取れました。
見ると、両面テープで簡単にシューズ底に貼ってあるだけのようです。
  

  
しかも、1回のウェット走で簡単に取れるような耐水性のない両面テープです。
これは・・・、そのまま入れておくだけで良いのか、
それとも、適当な両面テープで再度固定しておいた方が良いのか・・・
走っていてズレて来てもイヤなので再度貼っておきますかね・・・
  

普段の練習には使えない(使わない)

ウエーブリベリオンは厚底シューズとしては控え目な印象ですが、
それでも走りのサポート感は強く感じます。
この機能に慣れてしまうと、自分本来の生物としての走りを忘れてしまいそうです。
なので、普段は従来のシューズで練習しておいて、
決戦用シューズとして履くのが良いかな、と個人的には思います。
  

蛇足 シューズ選びについて

私がシューズを選ぶ時に重視するのはフィット感。
ウイズ(ワイズ)がD~Eということもあり、
紐を締めても足がシューズ内でぶれるのはNGです。
だから、普段は主に、アシックスかミズノのカスタムオーダーで
スリムタイプのシューズを作ってもらいます。
したがって、短距離から中距離のランレースならターサーJAPANかウエーブエンペラーJAPAN
フルマラソンやトライアスロンであればスカイセンサーJAPANか、
ウエーブエンペラーJAPANのスポンジソールラバー版、になります。
 
今回の佐渡トライアスロンに向けても、
ミズノにスポンジラバーのウエーブエンペラーを(7月に)注文していたのですが、
納期が9月中旬になると連絡が入りました。
練習で使ってるくたびれたシューズをレースで使う覚悟でした。
そんなときにショップで試し履きしたウエーブリベリオンが
(標準幅なのに)使えそうだったので購入に至った次第です。
  
私は、甲周りや踵がフィット感がシューズ選びで最重視します。
硬さや、柔らかさなどは、ある程度どんな物でも許容できますが足が靴にフィットしないのはダメです。

硬さや柔らかさ、プレートの有無、軽さ、反発力などは二の次です。
こういった機能性が優れたシューズでも、
足にフィットしていないシューズなら絶対に速く走れません。
  
アシックスやミズノで作るオーダーシューズは
メイドインジャパンで、信頼性はありますが、
機能性という面で見れば、最新の厚底シューズなどには劣ります。
ですが、足幅に合わせて作られたシューズのなんと履き心地の良いことか。
ついでに言えば、
よく足のサイズより1~1.5cm大きいサイズのシューズを履くべし、などと言われてますが、
私からしたら、そんな大きいサイズのシューズ履いたら横幅が広くなりすぎて
全然快適に走れないんですね。
つま先立ちのような足を反らせた状態で窮屈ではないギリギリのサイズが良い、というのが私の見解。
左右の足のサイズがそれぞれ26.8cm、27.0cm(アシックスストアで3D計測)の私は
27.0cmサイズを中心に使っています。
ミズノのウエーブエンペラー2スリムは26.5cmがジャストフィットでした。
(これを履いて佐渡トキマラソン年代優勝)
1~1.5cm大きめを履いて、ジャストフィットと思える人はそうすれば良いですが、
絶対に大きめを履かなければいけないという固定概念で履いているのであれば、
一度、それをリセットしてみてはどうでしょうか。
  
結局、ランニングシューズなんて、履いて走ってみないと最適解は得られません。
硬さや柔らかさの概念も人それぞれなので、人の感想を鵜呑みにしてはいけません。
ターサーJAPANが柔らかいという人もいますからね。
最近は、ネットに情報が溢れてて、惑わされるのも分かります。
でも最終的に判断するのは自分の感覚ですので、
できればショップで試し履きして、店員は嫌がるかもしれませんが、
ビヨンビヨンとジャンプしてみたり、店内の片隅でちょっと何歩か走ってみたりして、
心地よいと感じたシューズを買ったら良いんですがね。
(ネットで買うのを否定するのではありません)
履き心地が良いと思ったら、ウォーキングシューズとしてターサー買ってもOKなんですよ。
店員はシューズのスペックとか、ターゲットペースとか言ってくるでしょうが、
そんなのより自分の感覚を信じて買った方が後悔しません。
ていうか、世の中のランナーのほとんどが、
自分の走力よりもオーバースペックのシューズ履いてますからね。
ここで言うスペックとは、カタログに書いてあるスペックであり、
実際は、多かれ少なかれ自分の好みでシューズを選んでるので、
エリートランナー向けと言われるシューズでウォーキングしても、それは全然アリなのです。
 
ということで、初めて履くウエーブリベリオン、
少しは慣らさないとダメなのでダッシュとかジョグとか混ぜて毎日5kmずつ走ってます。
でも、レース前にあまり酷使したくないジレンマ。
 

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