誰でも骨格には大なり小なり、歪みがあるものです。
筋肉の柔軟性や関節の可動域も人によって異なります。
O脚やX脚などが極端になると、
ロードバイクのペダリングに影響が出てきます。
ペダリングの効率化には足裏の角度補正は必須
バイクのペダルを踏み込む際に理想なのは
膝がつま先の垂直線上にあり、
まっすぐ下に力をかけることです。
しかし、多くの人が、
膝が内側に向いてしまったり(内股)
外側に向いてしまったりして(がに股)
綺麗に膝を上下させられる人のほうが少数だと思います。
手作り&工夫で補正できるが・・・
かくいう私も、膝が大きく内旋してしまいます。
対策として、以前は
インソールの拇指球や、土踏まずの部分の裏側に
使わなくなったシューズのインソールを切り貼りしたり、
オーダーメイドのインソールを作ってもらったりしていました。
それなりの補正効果はあったものの、
手間がかかったり、お金がかかったりで、
めんどくさく感じていました。
専用補正ツールが正確&簡単
そこで使い始めたのが、
バイクフィット(BIKEFIT)のクリートウェッジ(Cleat Wedge)です。
足裏の角度補正するスペーサーですね。
私が以前、手作りでやっていたようなインソール裏に挟むタイプと、
クリートとシューズの間に挟み込むタイプがあります。
今回私が選んだのはクリートとシューズに挟み込むタイプ。
使用しているペダルはLOOKなので、
イエローの三つ穴タイプ(SPD-SL、LOOK、Time用)です。
スペーサーだけ買っても・・・ダメでした。分度器が必要!
クリートウェッジ1箱の中には、
1度の角度の付いたスペーサーが8枚入っています。
これをクリートとシューズの間に挟んで角度を出すのですが、
では、何枚挟めば良いのか?という疑問にぶち当たります。
この製品、これ単体で購入しても、だめで、
足の角度を測る分度器(FFMD)をゲットしないと使えないのです。
私は、うっかりしていて、最初スペーサーだけを購入し、
分度器を慌てて買い足しました。
クリートウェッジの取り付け方法
説明書は英文
無事に分度器もゲットし、
いよいよクリートウェッジ取り付けです。
早速、足の傾きを計測します。
分度器の説明書は英文です。
使い方4ステップを要約するとこうです。
ステップ1
椅子に図のように膝を乗せ、後ろ向きの体勢を取ります。
ステップ2
分度器(FFMD)をかかとの中心に合わせます。
ステップ3
図の点線のように、アキレス腱とかかとが垂直になるよう押さえます。
分度器を拇指球に当たる位置で足裏の角度を測ります。
片足につき、3回ずつ測定してください。
ステップ4
測定した角度に基づき、
挟み込むクリートウェッジの枚数を決定します。
0~2度:0枚(クリートウェッジ必要なし)
3~7度:1枚
6~12度:2枚まで
12~20度:3枚まで
12度の場合は2枚なのか3枚なのかよく分かりませんが(笑)
お好みでどうぞ。
※表の「Cleat Wedges」の列参照(中央)。
右の列はインソールに挿入するタイプ。
※計測は1人では無理です。誰かに手伝ってもらいましょう。
愕然!右足15度、左脚20度!
実際に測ってみました。
すると、なんと!
右足15度、左脚20度!
息子に測ってもらったり、妻に測ってもらったり、
何回測り直しても、多少の誤差はあるものの、
右足15度オーバー、左脚20度前後でした。
かなり歪んでますね・・・
左脚はペダリングの際の内旋が大きいので、
かなり歪んでる自覚はあったのですが、
右足はさほど歪んでる自覚はありませんでした。
両足とも、スペーサー3枚、3度の補正が必要のようです。
実際に取り付けてみた
スペーサー1枚なら簡単に取り付けられますが、
3枚だときちんと重ねて取り付けるのが難しいです。
そこで、アロンアルファで3枚を接着してしまいました。
3枚のスペーサー、かなりの分厚さです。
実際に取り付けたのがこちら。
少し実走した後の写真なので汚れています。
万が一、走行中にズレてしまったときのために、
マーカーで印を付け、位置を再現できるようにしてあります。
また、スペーサーの一番厚い部分はクリートに標準付属のビスの長さでは
心許ない感じがしたので、
ホームセンターで少し長めのビスを購入し取り付けました。
※cleat Wedgeにもビスが付属しますが、六角レンチではなくプラスドライバーのタイプなので、
使用しませんでした。
実走してみた
足裏の角度が15度超えてるのに、
たった3度の補正でどれほど変わるのか、と思いながら走ってみました。
結論から言うとすごく良い!
今まで膝が内線して、トップチューブ上のBENTO-box(小物入れ)に
膝が当たることが頻繁にあったのですが、
それがほぼ解消しました。
はっきり自覚できるほどまっすぐ膝が上がります。
シッティングはもちろん、ダンシングも安定するし、
登り坂などで、シート前後にお尻をずらしても
ぶれることなく踏み込めます。
今まで、長時間乗っていると、太ももの内側(縫工筋)がつって、
漕げなくなることがあったのですが、
クリートウェッジを取り付けてからは
これがなくなりました。
今までは、不自然な角度で踏み込んでいたので
太ももの一部分だけに負担がかかっていたのでしょう。
皆さんにお勧めしたい
最初、スペーサーだけ買ってみたら
別売りの分度器が必要とか、
「早よ言えや!」
とか憤慨していたんですが、買って良かった、これ。
お勧めですよ、クリートウェッジ。
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