あなたは「劣等感」を感じたことがありますか?
人と比べて自分の能力や、置かれてる環境が劣ってると感じたことはありませんか?
 
例えば、トライアスロンで「レースの成績があの人より悪かった」とか、
「あの人は裕福で高いバイクに乗ってるなぁ、それに比べて自分は貧乏だから・・・」
などと、劣等感を抱くこともあるかもしれません。
そのほかにも、自分の容姿だったり、体型などに
劣等感を抱く人も多いかもしれません。

もしかしたら、
「才能あふれる人は劣等感を感じていないのではないか」
「自分は劣等感のかたまりで救いようがない」
と思われるのではないでしょうか。

劣等感は気持ちの問題

心理学者アルフレッド・アドラーは劣等感について、
「あなたが劣っているから劣等感があるのではない。
どんなに優秀に見える人でも劣等感は存在する。」

と言っています。

現実の自分と、理想の自分を比べたときのギャップや不足感、物足りなさ
アドラーの言う劣等感です。
つまり主観的な感情です。
他の人が何と思おうが関係なく、
自分が劣ってると思うものは劣等感なのです。

対して、紛れもない事実として劣っていることは「劣等」と言います。
客観的に見て劣っていることです。
「体質」「身長」「貧困」などが例としてあげられます。
ただ、第三者が客観的に見て劣っているようなことでも、
当人が劣等感を感じないこともありますし、
その逆もあり得ます。

客観的に見て、スリムで綺麗な女性でも、
本人はその体型に劣等感を感じて、さらなるダイエットに励む、とか。
 

劣等感があるから向上心が生まれる

アドラーは
「人間であることは、劣等感を所有することを意味し、
劣等感を克服するようにいつも前進しようとしている。」
としました。
つまり、劣等感の補償です。
劣等感を感じるところのを埋め合わせです。
少しでも理想の自分に近づきたいという優越への意思
人間を動かす根本的動因となります。
 
トライアスロンなどのスポーツで
「○○選手に負けないくらい速く走りたい」と思うなら、
現状の実力に劣等感を感じているということです。

反対に、「もう少しお腹へ混ませたら速く走れるのに」と周囲が思っていても、
当人が何にも感じなければ劣等感になりません。
 
劣等感を感じるということに対してネガティブなイメージを抱く人もいます。
自分の非力さや至らなさを認めているようで、良くないことだ、と。
しかし、劣等感を感じ、それを補償するために努力することは
健全なことであるとアドラーは言います。
人間が持つ優越性の追求への力です。

歴史的に見ても、偉人と言われる人にも劣等感をバネに成功した人が多いのです。

劣等感があるから、向上心が生まれます。
向上心が試行錯誤を促し、努力します。
 
逆に言えば、劣等感を感じないのであれば、向上はない、と言って過言ではないでしょう。

あらゆる分野で成功し、活躍している人たちは、
実は、劣等感のかたまりなのかもしれません。
 
 
今日もお越しいただきありがとうございます。
「劣等感」≒「悔しさ」と考えることもできますね。
 

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今回は以上です!
はちゃの!

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