こんにちは。

庭の花壇の花を撮影していると、
ホソヒラタアブが蜜をなめるためか、たくさん集まってきました。

ホソヒラタアブはホバリング飛行するので比較的撮影しやすい虫です。

そんなホソヒラタアブを何気なく撮影して新発見。
専門家の人には常識かもしれないけど、
個人的には「おお!」と驚く発見でした。

それは何かというと、

花に向かって飛ぶホソヒラタアブ、
方向転換などで体をひねる(傾ける)状態で飛行する時も
頭の角度はずらさず、水平垂直を保ったまま飛んでいました。

左の写真は体を右向きにひねっているのですが、
頭の角度は変わっていません。

チーターなどの肉食動物が獲物を追いかけて疾走する時に、
どんなに速く走っても、急な方向転換でも
頭を揺らさずに走る姿に似ています。

アブは複眼なので、視線がどこに向いているのかは分からないのですが、
目標の花の一点にフォーカスし飛んでいるのではないかと推測します。

きっとトンボなんかも同じなんだろうな。

何気なく見ているちっぽけな虫たちでも、
かなり高度に洗練された動作をしますね。
電光石火で寸分の狂いなく獲物を捕獲するカマキリとか、感心するばかりです。