こんにちは。

ミズノのランニングシューズ、
廃盤の「ウェーブアミュレット」の代わりに
“使える”ラニングシューズを探していた私。
スポーツ用品店でセール品になっていた
アディゼロジャパン4を購入しました。
人生初のアディダスのシューズ、細身の作りで
アッパーのサポート感がしっかりしており、
ワイズDというスリムサイズの私の足に心地よくフィットします。
Boost(ブースト)素材は、予想以上に安定感が良く、
接地の際にぶれにくい・・

というのが前回までの記事でした。

→アディゼロジャパン4を衝動買い【人生初アディダス】
→【トライアスリート的】アディゼロジャパン4を履いてみたよ【インプレ1 安定性】
 
今日は、グリップ性能について感じた事を描いてみます。

グリップ性能について

靴底はコンチネンタル製ラバー

このシューズを買うときに、
ショップの店員さんの推しポイントの1つが、
コンチネンタル(Continental)製ラバーでした。
「ドイツの有名なタイヤメーカーなので、
 グリップ力があって云々」
と説明してくれたが、
実は、トライアスリートにしてみれば
コンチネンタルがどれほど信頼の置けるブランドであるかは、
聞かずとも分かっていることなのです。

トライアスロンでは定番のコンチネンタル

トライアスロンのバイクのタイヤには
コンチネンタルの使用率が非常に高いのです。
なぜか。
少し横道にそれます。
バイクのタイヤチューブに使われるラバー(ゴム)には大きく分けて2種類あります。
1つはラッテクスゴム(天然ゴム)
もう1つがブチルゴム(合成ゴム)
です。
各ブランドのハイグレードタイヤには
一般的にラテックスゴムが使用されます。
ラテックスゴムのほうが、しなやかで振動吸収性にすぐれ、パンクしにくく、
タイヤの転がり抵抗が少なくなるからです。
しかし、ラテックスゴムのタイヤは時間の経過とともに空気が漏れ出ます。
私の経験上、製品によっては半日で2気圧以上減圧してしまうものもありました。
トライアスロン競技はレースにより差があるものの
早朝4時~5時にタイヤに空気を入れておき、
競技開始から水泳を経て、バイク競技に移り、180kmのバイクパート終了まで、
最低でも7時間、人によっては10時間程度経過することもあります。
早朝、タイヤに充填した空気が、
バイクパートの後半には何気圧も減る可能性があります。
ライディングの感覚は変わりますし、
思わぬトラブルや事故に繋がる可能性もあるのです。

一方、ブチルゴムはラテックスゴムと違い空気漏れがほとんどありません。
タイヤに空気を1度入れれば、数日間は減圧の心配はいらないくらいです。
しかしながら、硬く、振動吸収性では劣り、転がり抵抗値も高いブチルゴム、
重量もあり、パンクのリスクも高く、タイムを競う競技には不利な素材です。

自転車競技単体で見れば、ラテックスゴム製タイヤチューブの使用率が圧倒的に高いです。

しかし、トライスロンでは、前述の通り、
競技時間が長いため、タイヤの空気漏れというのは死活問題なわけです。
走行性能の高いタイヤを使いたいけど、空気漏れが心配・・・
こんなトライアスリートの要求にこたえたくれるのがコンチネンタルなのです。


コンチネンタル コンペティション チューブラータイヤ

コンチネンタルの自転車タイヤはブチルゴムを使っています。
ブチルゴムなのに、ラテックスゴムに勝るとも劣らない、
しなやかさ、転がり、グリップ、耐パンク性能を実現したのがコンチネンタルタイヤです。
(しかし、やや重い)
かたくなにブチルゴムを使い、
主流のラテックスゴム製品に真っ向から挑み続けるコンチネンタルタイヤ。
独自のノウハウを持っていると想像できます。
私は、長年コンチネンタルのタイヤを使用していますが、
レース中にパンクしたことは20年で1度しかありません。
スリップ転倒などは経験したことありません。
雨の日でも、路面が汚れてるコンディションでも、
高いグリップ力を発揮してくれます。

こんなことから、私はコンチネンタルというブランドには
大きな信頼を寄せているのです。
私だけでなく、多くのトライスリートがそうでしょう。

グリップ力の高い靴底ってどんなの?

トライスロンのバイクでは絶大な安心感をもたらしてくれるコンチネンタルです。
では、ランシューズにおいてはどうなのでしょうか。

シューズのグリップ性能において
最も優秀と言われるのが、いわゆる3Dソールです。
立体的な凹凸がたくさん付いている靴底です。

↓3Dソール↓
 

この3Dソールのグリップ力が最高、と言われがちですが、
私の見解は違います。
グリップ力はスポンジラバー製ソールのほうが上です。
ただし、スポンジラバーは路面を選ぶのです。

↓スポンジラバー↓

どういうことかと言うと、
3Dソールは、乾いた路面、濡れた路面、砂の浮いた路面、泥っぽい路面、
どんな路面でもグリップはします。
ですが、グリップ力は100点満点の90点程度です。

一方、スポンジソールが得意なのは
乾いた路面と、単純に濡れただけの路面(ただし、滑らかなコンクリート舗装などは×)。
汚れていないアスファルト路面なら100点のグリップ力です。
しかし、砂や、落ち葉、泥などで表面が汚れた路面になると、
とたんに60点くらいに下がります。
得手不得手の極端な素材と言えるでしょう。

3Dソールはオールマイティだが、突出していません。
スポンジラバーは路面によっては抜群にグリップします。
スポンジラバーは見た目より尖った性格な訳です。
(個人的見解です)

3Dソールというのは、小さなスパイクシューズだと考えると良いでしょう。
スパイクシューズは、悪路には効きますが、
路面が硬すぎると、むしろ食い付きが悪くなります。

想像ですが、綱引きをするとして、
砂の浮いた路面なら3Dソールが強く、
綺麗な舗装道路ならスポンジソールが強いのではないでしょうか。

ではコンチネンタルはどうなのか

それではアディゼロジャパン4のグリップ性能はどうなのでしょう。
靴底を見れば分かるとおり、
3Dソールではありません。
どっちかと言うとスポンジソール寄りの作りとなっています。
特徴的なのは、つま先部分に全体的にラバーを配置せず、
格子状になっていることです。

これは、軽量化のためなのか、
濡れた路面などで滑らないようにする工夫なのかは分かりません。
写真の白い部分はブースト素材がむき出しになっています。
少し走った後に靴底を見ると分かりますが、
むき出しのブースト素材が汚れます。
走行時には、むき出しのブースト素材が直接地面に触れていることが分かります。
個人的に、これは、良いことだと思いません。
全体的にグリップ素材(黒い部分)を配置したほうが良いのでは?と思ってしまいますが、
何か理由があるのでしょうか。

スポンジラバーに近いグリップ感

見た目から想像したとおり、
グリップの感触はスポンジラバーに近いです。
3Dソールのように、路面をひっかく感じではありません。
したがって、汚れた路面ではグリップ力がやや落ちる傾向があります。

綺麗な舗装面ならば、地面をよく捉えてくれます。
わざと足を地面にぐりぐり押しつけて滑らそうとしても、
地面に食い付いて、ぐっとこらえてくれます。
 
ただし、他メーカーの、例えばミズノのウェーブアミュレットや、
アシックスのスカイセンサーのスポンジラバーと比べて、
グリップ力が勝っているかと問われれば、
答えは「わからない」です。
計測機器などで、正確に数値化すれば分かるのでしょうが、
人間の感覚としては差は感じないと思います。
考え方とすれば、アシックス、ミズノというビッグ2ブランドと
同等のグリップ力を実現していると捉えることもできるし、
意地悪な言い方をすれば、
タイヤメーカーのゴムでも他ブランドとグリップ力は変わらない、
とすることもできます。
コンチネンタル製ラバーは確かに素晴らしいのだろうけど、
人が履くランニングシューズに使ってもさほど差は感じない、
つまり、オーバークォリティなのかもしれません。

今回のまとめ

●綺麗な路面においては、アディゼロジャパン4のグリップ性能は「良い」。
(アシックスやミズノのレーシングモデルと比較して遜色ないレベル。)
●ただし、突出して良いという訳ではない。
(バイクや車のようなハイパワーではない)
人間が履いた程度では、コンチネンタルのラバーのグリップ力は体感できないかも。
●汚れた路面(砂浮き、落ち葉など)ではグリップ力は激減。3Dソールに負ける。

こんなところでしょうか。

あと、気になるのは耐久性の問題ですが、
指で押したり、爪でひっかいたりした感触だと、
バイクのタイヤよりも少し柔らかいコンパウンドのようです。
25km程度しか走っていないのですり減りもほとんどありません。
今後、距離を延ばして、耐久性を調べていきたいと思います。

今回も(横道にそれて)長くなってしまいましたので、
巡航性能についてはまた次回に。


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今回は以上です!
はちゃの!

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