先日参加した佐渡国際トライアスロンのレポートです。

9月1日はキッズトライアスロン

いつもであれば、金曜日までにレースの準備を終え、
前日はまったりと過ごすのが普通ですが、
(前日に練習は一切やりません)

今年は、娘が9月1日開催のキッズトライアスロンに参加するため、
朝から慌ただしく動いていました。

会場は大人と同じく佐和田海水浴場周辺です。
7時半からの受付に間に合うように会場入りしました。
会場周辺はさほど混雑しておらず、
トランジッションエリア脇の公園に駐車できました。
 
受付、ボディマーキング、説明会を済ませ、レースは10時頃から。
娘はトライアスロン初挑戦なので、トランジッションの流れを
重点的にイメージして準備を整えます。
娘は特にスポーツが得意というわけではなく、
どちらかというとインドア派なんですが、
「お父さんがやっているトライアスロンを私もやってみたい」
と言うので、エントリーしました。
順位はどうでも良く、頑張って完走するのが目標です。

スイム100m、バイク2500m、ラン1000m、
スイムでもみくちゃになり、バイクスタートはかなり遅れ、
その後のランも疲れで思うように走れなかったようですが、
歩くことなく「完走」。
上出来です。
本人は悔しがっていました。
頑張ったことを褒めてあげました。

キッズトライアスロンはこれにて終了です。

9月2日 レース本番

スイム 2000m

レース当日は、天気も良く、波も穏やかでした。
今回参加するのはBタイプ。
スタートは7時半です。

スイムはそれほど得意ではないので、
35分以内に泳ぐことを目標にしました。

右回りの三角形のコース2000m、
バトルで消耗したくないので
大外側から泳ぐ位置でスタートしました。
 
スタート位置は最前列。
スイムは、集団の中、追い抜きが難しいので
最前列でスタートし、
速い人はどうぞ抜いていってください、というスタンスです。

波もなく、透明度も高く泳ぎやすい海でした。
第1ブイ周辺で多少のバトルに巻き込まれたものの、
大きな混乱なく2000mのスイム終了です。

ガーミンの計測で34分。
スイム順位67位でフィニッシュです。
(家族が順位を教えてくれました)

バイク 108km

今回は、TTバイクをあえて使わず、
ドロップハンドルのロードバイクを使用しました。
TTバイク全盛の中、私もずっとTTバイクを使ってきましたが、
ロードバイクで佐渡トライアスロンを走ったら
どんな感じなのかを確かめる実験です。
もし、これで具合が良ければ、
10月のIRONMAN台湾もロードバイクで行く予定です。
(梱包が簡単なので)
 
で、結果的に、トライアスロンはやはり
TTバイクが圧倒的に有利、という結論に至りました。
 
詳細は別の記事にアップしてありますので
興味があればご覧ください。
 
→【佐渡国際トライアスロンで痛感】トライアスロンはロードバイクよりもTTバイクのほうが断然有利!

→【トライアスロン】同じ重量ならロードバイクよりTTバイクが速いのは当然
 
要約すると、
●ロードバイクは軽く、登坂で有利とされてきた。
●TTバイク巡航性が高いが、重く、登坂は苦手とされてきた。
●しかし、最近はTTバイクもロード並みに軽量化されている。
●スプロケの歯数などを調整すればTTバイクでも登坂はかなり行ける。
●したがって、巡航性が高く、軽く、登れるTTバイクが最強。

後半の山岳区間で優位に立ち、
ランでのアドバンテージを得るつもりでしたが、
前半の平坦区間で、挽回不可能なくらいTTバイク軍団に差を開けられてしまい、
山岳区間になる前に勝負が付いてしまいました。

ロードバイクはどうしてもドロップハンドル握るポジションで
サドル位置を決めなければならないので、
ステムを長めにしたとしても、
TTバイクよりも後ろ乗りになります。
そのため、前傾姿勢が取りづらく、
結果的に前面投影面積は増え、空気抵抗が増します。
また私の場合、
普段TTバイクに乗り慣れているため、
ペダリングに使う筋肉が違うというのもあるかもしれません。
前乗りは太もも前側の筋肉に頼ります。
後ろ乗りになるほど、裏側の筋肉(ハムストリングス)を多用する
ペダリングになります。
逆に言えば、TTバイク並みの前乗りを取れるシーポなどのロードフレームで
ブルホーンバーを使うか、
もしくはドロップを使ったとしても、ドロップのポジション度外視で、
前傾の深いDHポジション主体のセッティングをすれば
TTバイクに対抗できるとは思います。

ただ、それなら素直にTTバイク使った方が良いですね。
ロードはロードで使い道がありますから。

ということで、
やはり、これまで通り、トライアスロンはTTバイクで走ることにします。
 
バイク終わって、20位以内に付ける予定が39位。
ランでどれだけ巻き返せるでしょうか。

ラン 21km


私のトライアスロンの戦略パターンは
後半追い上げ型です。

今回も、スイムで60位というのは上出来で、
そこからバイクで一気に10位台辺りまで追いつき、
バイクで追いつけなかった選手はラン勝負に持って行きたいと思ってました。
1時間35分以内で走ることが目標です。

しかし、バイク終了時点で39位、
ちょっと厳しいかな、と、内心思いつつランスタートです。

しかも、なかなか進まないバイクで
ペースを維持するのに想定以上に脚を使ってしまい
ランの序盤は上手く走れませんでした。
疲れているため、エイドステーションの滞在時間も延び延びになります。
また、折り返し地点後の長く続く下り坂で
右足がピキーンとつってしまい、
一気にペースダウンしてしまいました。
それでも、なんとかだましだまし走っていると
なんとか治まってくれましたが、
再発が怖くてペースアップをためらう場面もありました。
しかし、前に見える選手を一人ひとりパスし、
なんとかゴールにたどり着きました。
ランラップは1時間38分。ラン順位は12位でした。
最終的には
5時間40分12秒で総合24位。年代別5位でした。

5時間15分~20分を目標にしていたので、
全然達成できずに悔しい気持ちが半分、
今まで頭の中で考えていたトライアスロンでのロードバイクの戦闘力というのを
身をもって実験・体験できたことへの満足が半分です。
 
悔しい気持ちは否定できませんが、
今年の佐渡は勉強回ということで、次に生かせば良いと思っています。


 

スタッフに感謝

相変わらず、大会の運営は素晴らしかったです。
30回の開催で蓄積されたノウハウで
不便を感じることなくレースが出来ました。
エイドステーションも充実、
ボランティアの皆さんは親切丁寧でした。
スタッフの皆さん、島民の皆さん、ありがとうございました。