田舎で草花や昆虫が多いということもあり、
私は、マクロ撮影(接写)をするのが好きです。
動く虫は特に、シャッタースピードを上げて撮る必要があるマクロ撮影です。
晴天で、日光がさんさんと当たる場所を撮るなら
あまり気にすることはないのですが、
草むらの奥や物陰に隠れている虫なんかを手持ちで撮る時は、
ストロボ(フラッシュ)必須となります。
とは言え、ストロボ光をうまく拡散(ディフューズ)させないと
いかにもストロボ当てましたという、
わざとらしい写真になってしまいます。
ストロボを使いつつも自然光に近い雰囲気を出すために
ディフューザーを装着します。
最初は、市販の布製のディフューザーを使用していました。
ですが、あまりマクロ撮影向きとは言えず、
ここからディフューザー探しの迷走が始まりました。
布製のディフューザー
まず、最初に使ってみたのが、
Amazonなどで簡単に見つけることができる
布製のディフューザーです。
手軽に購入できるので、お持ちの方も多いと思います。
ですが、私の求める大きさではなく(少し小さい)、
角度調整もほとんどできないため
カメラの前方に広く光を届かせるようなポートレート撮影や
物撮り写真向きかもしれません。
マクロ撮影に求めるディフューザーは
レンズ直前の数センチ~十数センチを照らすことができる物です。
製品としては安価で良い物でしたが、
マクロ撮影のニッチな条件には対応しにくいと思います。
【良いところ】
●安い
●軽い
【いまいちなところ】
●小さい
●角度調整が難しい
大きさや、角度調整はあくまでマクロ撮影に使用する前提での話なので
通常使用であれば問題ないと思います。
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Godox MF-12
次に使ってみたのがGodoxのMF-12というストロボです。
これはレンズ先に土台となるリングを装着し、
そこに小型のストロボを取り付けるタイプです。
土台のリングはレンズフィルターと同じくねじ込み式で、
49~77mmのレンズ径に対応します。
私はMF-12を2灯にと先述した通常ストロボの
合計3灯で撮影してみました。
クリップオンストロボもGodoxなので無線で連動します。
MF-12はリング上の取り付け位置は自由に設定でき、
照射角度も調整できます。
プラスチック製のディフューザーキャップも付属していますが
さらにDIYで作ったディフューザーをかぶせました。
この3灯の運用であれば、
照射角度や明るさを調整できるので
マクロ撮影には充分対応できると思います。
ですが、重いです。
レンズ径によって重さは若干変わりますが、
手づくりディフューザーかぶせた状態で約430グラムあります。
これにクリップオンストロボの重さがプラスされますから、
カメラ全体の重さはかなりのものになります。
レンズ先がずっしりして、
手持ち撮影では少し疲れます。
また、レンズ先にいろいろと装着しているため
草むらなどの狭い場所にレンズを差し込んでの撮影が難しいです。
【良いところ】
●位置と角度調整ができる
●明るさ調整ができる
【いまいちなところ】
●重い。2灯+台座=約430グラム
●レンズ先がごちゃごちゃしてて狭い場所で使いにくい
●準備や片付けが少し面倒
リング先には最大6灯を装着することが可能だそうですが、
そんなに付けたら重くて、腱鞘炎になりそうです。
三脚に据えてじっくり撮影するならば良いストロボだと思います。
また、常時点灯も可能なので
複数灯取り付ける事によってリングライト的に運用できます。
マクロ動画撮影には重宝するかもしれません。
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なお、クリップオンストロボを使わずに
レンズ先にMF-12だけを付けて使うこともできますが
その場合はXpro等の無線コントローラーが必要です。
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DIYで作成→失敗
それならば自分で作ってしまえば・・・
ということで、ホームセンターで材料を買ってきて作ってみました。
本体は黒い樹脂ダンボール。
内側にはアルミホイルを貼り付け反射率を上げ、
窓は白いプラ板です。
各面ごとにばらすことができます。
ですが失敗です。
素材が軽いからと、欲張って大きく作りすぎてしまいました。
完全に自分のミスです・・
ディフューザーとしての役割は十二分に果たしてくれます。
軽いので扱いも楽です。
ですが、でかい。
狭いところに入り込めないので没となりました。
【良いところ】
●軽い
●材料費1500円程度で作れる
●ばらせる
【いまいちなところ】
●でかすぎる
●考え無しの私の頭
いろいろと試して失敗した結果、
最終的には、Amazonなどで取り扱っていなかったため、
少し躊躇していた海外通販のディフューザーに手を出しました。
長くなってきたので後編に続きます。