アイアンマン台湾が開催された2018年10月7日。
この日は台風通過直後だったせいなのか、
前日から暴風が吹き荒れました。
海はうねり、潮の流れが速く川のようです。
澎湖の島々を繋ぐ橋の上は20m以上の風が吹いているという情報もありました。
最悪の場合、スイム中止、バイクコース短縮というレースになると覚悟していました。
 
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スイム

 

 

スタート直前にスイム短縮の知らせ

前日からの暴風はやみませんでしたが
朝4時のトランジッションエリアオープンの段階では
大会側からのなんのアナウンスもなかったため、
通常通りに競技が行われるものと思い、
みんなが準備を進めました。

この大会、T1エリアとスイム会場は500m以上離れています。
スイムアップ後、公道を走り、近くの小学校のグラウンドに設置されたT1へ走ります。

私は、アップがてら、スイム会場までジョグで行ってみました。
薄暗い時間帯で沖までは確認できませんでしたが、
波は高く、潮の流れがかなり速いことは分かりました。
 
一抹の不安を感じながら、周辺をジョグ。
不安と緊張のため、急に便意が襲ってきました。
ホテルに戻る猶予はなさそうです。
しかし、運固マスターの私は焦らず、近くの公園の茂みにしゃがみこみ、
瞬時に、且つ完全に放出しました。
30秒の出来事でしたので、誰にも気づかれません。
紙の持ち合わせがなかったので、葉っぱで応急処置をし、
パンツを浅く履いたまま近くのホテルのロビーのトイレで最終処理をしました。

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スタートは6時。
5時半頃にウェットスーツを着てスイム会場に向かいました。

スイム会場に着いてすぐに、
スタート時間を7時に延期、スイムコースは400mに短縮、のアナウンスがありました。
本来であればレインボーブリッジの下をくぐり抜け、防波堤を越えて沖に出るコースですが、
防波堤を越えず、防波堤内のみを泳ぐコースに変更です。

↓穏やかな時のスイム会場↓

 
会場からはどよめきが湧いていました。
なぜ、こんな直前に発表するのでしょうか。
400mくらいなら、やらずにバイクスタートでも良いのでは?
などとも思いました。
おそらく、ほとんどの選手がウェットスーツを着てスイム会場に集まってしまったので
スイムをやらざるを得ない状況だったのではないかと想像します。

400mでもキツかった

アナウンス通り7時にスタートしたスイム。
近年主流となっているローリングスタートです。
5秒おきに2名ずつ海に入ります。
 
泳ぎ始めてみると、波が高く体が上下に大きくゆられて平衡感覚を失います。
流れがとても速く、感覚的には1秒に1m横に流されています。
常に方向を確認しながら泳がなくてはいけないのですが、
波に揺さぶられて体勢の維持すら難しい場面もありました。
150m、100m、150mの三角形のコースを左回り。
帰りの150mは息継ぎをする方向から波がかぶってくるため、
何度も水を飲み、くじけそうになりました。
たった400mでしたが難易度の高いスイムでした。
防波堤内のみを泳ぎましたが、通常の3.8kmは防波堤の外に出ます。
防波堤内でこのコンディションですから、防波堤を越えることは非常に危険でしょう。
流されて戻って来れない選手が多数出たと思います。 
スイムが苦手な選手や、地元参加の初心者にとっては、
今回の400mが泳ぎ切れるギリギリのラインだったのではないでしょうか。
 

私は400mしか泳いでないのに波酔い気味になりましたが、
無事スイム終了しバイクへ移りました。
 
バイク編へ続きます。
 
 

今回は以上です!
はちゃの!

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